すごい、巨人が吉川のスリーカード。こんな珍しいこともあるんですね。3人とも活躍したら、どう呼び分けるんだろう。

すごい、巨人が吉川のスリーカード。こんな珍しいこともあるんですね。3人とも活躍したら、どう呼び分けるんだろう。

20代の選手がいっぱい出てくるというのは、とてもいいことだと思いますけどね。来年は若返った巨人を見たいですね。

それにしてもドラフト1位同士のトレードってすごいですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-00000000-spnannex-base

 巨人の大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)と、日本ハム・吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)の2対2のトレードが成立し、2日、両球団が発表した。大田は08年のドラフト1位、吉川は06年の高校生ドラフト1巡目で12年のパ・リーグMVP左腕。先発左腕の補強を目指す巨人と、右打者の強化を狙う日本ハムの思惑が一致した。今オフ最初のトレードは、「ドラ1」同士の交換となった。

「未完の大器」が、北の大地で「大成」を目指すことになった。日本ハムへのトレードが決まった巨人の大田は球団を通してコメントを出した。

「8年間、1軍ではいい成績を残すことができなかったのを悔しく思っています。北海道で活躍する姿を、皆さんに見ていただけるよう頑張るだけです」

大田は東海大相模から08年ドラフト1位で巨人に入団。高校通算65本塁打を誇り「ポスト松井秀喜」として期待され、背番号55を背負った。4年目の12年に初本塁打をマークしたが、伸び悩んだ。背番号も14年から44に変更。昨季は10試合で4番を務めたが、レギュラーに定着できず、今季も62試合で打率・202、4本塁打に終わった。堤辰佳GMは「日本ハムさんから温かい申し出があった。(吉川は)こちらのニーズに合う」と説明。日本ハムは日本シリーズでも先発した有原、高梨、加藤ら若手が台頭し、吉川が先発する機会はなかった。一方で今季国内FA権を取得した陽岱鋼(ヨウダイカン)が権利を行使することが濃厚。右の外野手の補強が急務なことから、大田に白羽の矢を立てた。

巨人の高卒ドラフト1位で入団した野手は篠塚、松井、最近では坂本、岡本ら過去9人おり、トレードで移籍するのは65年にドラフトが始まって以来初めて。堤GMは「もちろん、彼を出すことにはチーム内でいろいろな意見があった」と苦渋の選択だったことを明かした上で「環境を変えた方がいいという判断があった。本人は“むしろ、もう一回、北海道で頑張れるチャンスをもらったので頑張ってきます”と言っていた」と話した。

巨人にとって吉川獲得は3年ぶりのV奪回を目指す来季に向けて大きな補強だ。2位に終わった今季は3年目左腕の田口が初の2桁勝利を挙げたが、年間を通して先発ローテーションを守った左腕は一人だけ。堤GMは「(MVPを獲得し)12年の日本ハムの優勝を支えた投手。球の力はうちの投手陣に入っても、当然上位」と評価した。

吉川は「10年間ファイターズに本当にお世話になった」と感謝し「新しいチームでも全力で頑張る。そのことしか今はありません」と決意を口にした。巨人は、MVP左腕に背番号21(日本ハムでは34)を用意。今季ドラフト1位で入団した桜井が背負った番号を変えてまで出迎えることが、期待度を物語っていた。 (春川 英樹)

◆吉川 光夫(よしかわ・みつお)1988年(昭63)4月6日、福岡県生まれの28歳。広陵では甲子園出場はなし。06年高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団。07年5月17日楽天戦(東京ドーム)でプロ初登板。リーグ優勝した12年にMVP、最優秀防御率、ベストナインのタイトルを獲得。14年には開幕投手を務めた。オールスター出場3度。今季年俸9500万円。1メートル78、76キロ。左投げ左打ち。

◆大田 泰示(おおた・たいし)1990年(平2)6月9日、広島県生まれの26歳。東海大相模では甲子園出場はなかったが、高校通算65本塁打をマーク。08年ドラフト1位で巨人に入団。09年6月21日のロッテ戦(東京ドーム)でプロ初出場。11年5月18日の楽天戦(Kスタ宮城)で初安打を放った。今季年俸2100万円。1メートル88、95キロ。右投げ右打ち。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-01732911-nksports-base

 巨人大田泰示外野手(26)公文克彦投手(24)と、日本ハム吉川光夫投手(28)石川慎吾外野手(23)の2対2のトレードが2日、両軍から発表された。先発補強を目指していた巨人はエース級の左腕を、若手の大砲候補を探していた日本ハムは未完の大器を獲得することに成功。実績からすれば「格差トレード」で巨人にお得感がにじみ出ているが、両軍の思惑が合致。ウィンウィンの補強の背景を解説する。

覇権奪回を目指す名門と今季の覇者が17年の進化に向けて大胆に動いた。屈指の潜在能力を秘める大田と、12年のパ・リーグMVPにも輝いた本格派左腕の吉川を基軸とし、変則左腕の公文とパンチ力ある石川慎を絡めたトレードが、日本シリーズ終了から4日後に公となった。

一般的にトレードは実力、年俸的に均衡を取る。年俸は大田2100万円対吉川9500万円(推定)。4者を絡めても格差は是正されない。大田は周知の逸材だが、レギュラー歴がない。一方で吉川は最優秀防御率も含めたタイトルホルダーでもある。MVP受賞歴のある選手のトレードは97年の石井丈が西武から日本ハムに移籍して以来。近年では異例ともいえる不均衡なトレードにも見える。

だが両者の思惑が絡み合えば、溝は埋まっていく。巨人堤GMは「プロ野球選手は1軍のステージでやってなんぼ。泰示(大田)も公文も1軍でぜひと請われて行くし、こっちも(吉川、石川慎を)請うている。新陳代謝とか簡単な言葉で締めくくられるものではない」と決断への思いを口にした。来季の両軍の行方を占うトレードとなるかもしれない。

◆自軍のドラフト1位級同士のトレード 07年6月に清水、木元(日本ハム)と歌藤、萩原(オリックス)が2対2でトレード。清水は97年1位、歌藤は03年自由枠で入団。00年10月の阪神と近鉄の3対3トレードには90年1位の湯舟(阪神)と93年1位の酒井(近鉄)が含まれていた。巨人では73年1月にあった渡辺、小坂と高橋善(日拓)の2対1以来。小坂が69年1位、高橋善は66年1位だった。