冷静に考えると、すごくいい話でも、難しい謎解きでもないんですが、テンポがいいので、引き込まれます。毎回、関連性のある小事件が、連続して起きるのがいいんじゃないでしょうか。
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27035.html
菅田将暉が民放ゴールデン・プライムタイムの連続テレビドラマで初主演を務めた『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)が3月10日に最終回を迎え、平均視聴率15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で有終の美を飾った。前週第9話の12.9%から2.5ポイントの大幅アップで自己最高を更新したばかりか、ドラマが放送された同局の「日曜ドラマ」枠(2015年4月に開設)史上、最終回における最高視聴率を記録。「菅田将暉主演」の“強さ”を見せつけたといえる。
また、直近放送回の視聴率で大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)や人気シリーズ『相棒 season17』(テレビ朝日系)を上回り、今期連ドラ1位に君臨している。
同ドラマは、魁皇高校3年A組の担任・柊一颯(菅田)がクラスの生徒29人を“人質”にして校内に立てこもり、自殺したクラスメイト・景山澪奈(上白石萌歌)の“死の真相”を追求しながら「最後の授業」を行っていくという学園ミステリー。ドラマの初期段階から、柊は澪奈を追い詰めた“フェイク動画”に着目しており、動画の投稿者、撮影者、指示者、そして“黒幕”の正体を次々と暴いていった。そんななか、第9話のラストでは澪奈の友人で学級委員長の茅野さくら(永野芽郁)が「私が澪奈を殺した」と発言し、視聴者に衝撃を与えていた。
最終回では、さくらの言葉の意味や彼女が抱えてきた“罪悪感”が明らかに。さくらは実際に澪奈を殺したわけではなかったのだが、澪奈が死を選んだ最後の瞬間まで一緒にいたため、ずっと「私のせいで」と思い込み、苦しんでいたのだ。柊は、そんなさくらを救うためにも今回の事件を起こしたのだという。
また、柊は澪奈や元恋人・相楽文香(土村芳)の心を傷つけた“フェイク動画”と同様に、それを見て誹謗中傷を書き込んだ不特定多数のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ユーザーにも罪があると指摘。同ドラマの“答え”はまさにここにあり、柊は最後に学校の屋上で生配信を行ってSNSユーザーたちに向けて必死に訴えた。ちなみに、第9話は柊が銃弾に倒れるシーンで終わっていたが、防弾チョッキを着ていたために生きていた。
同ドラマの感想をインターネット上で見てみると、「柊先生の命懸けの授業に感動。かなり泣けた」「いろいろ考えさせられるドラマだった。みんなに見てほしい」などと絶賛するコメントも多いが、一方で「結末に“ネットの悪質さ”を持ってくるの、予想通りだったわ」「演じるのが菅田くんだから見ていられるけど、冷静に考えたら当たり前のこと言ってるだけだし」「どんな最終回になるのか期待してたのにな。わりと普通だった」という声も。