趙治勲名誉名人の話が素敵。NHKのテキストでする話かとは思うものの、あまりにも的を射ているので、おとなしく読んでしまいます。

趙治勲名誉名人の話が素敵。NHKのテキストでする話かとは思うものの、あまりにも的を射ているので、おとなしく読んでしまいます。

人間は自分勝手ですね。でも、私はカラスが嫌いです。特に、近所にカラスに餌付けしてるクソババアがいたせいからなのか、死ぬほど嫌いです。
それはそうと、この文章、NHKのテキストに寄せるコラムなのかな、という疑問は残りますね。

 

http://textview.jp/post/hobby/40450

さて、今回は気になったニュースを取り上げます。あるコンビニエンスストアの入り口にツバメが巣を作りました。気付いた店長は「無事に巣立ってほしい」と願い、そのままにした。もちろん、お客さんに不快な思いをさせないように配慮してね。それが話題となり、「いい話」としてネット上に広まりました。

皆さんはどう思いますか? 近年、癒やされるってことをなぜかみんなが求めています。確かに、店長や文句を言わないお客さんは優しい。それは認めます。でも、カラスの巣だったらどう? 大きくて真っ黒なカラスだとしても、同じように見守ってくれるのでしょうか。

人間の世界に置き換えてみます。きれいな女性もしくはイケメン君と、美人じゃない女性またはブサ男君が、同じ失敗をしたとします。このとき、叱る側は公平でしょうか。男だったら、きれいな女性には甘くなる可能性が高い。女性だったら、イケメン君には優しい口調で済ましてしまうかもしれない。何を言いたいかと言うと、コンビニの出来事は差別の一端なんじゃないかってことです。

ぼくは自分をイケメンと思いたいけれど、どうもそうじゃないらしいと気付いています。ツバメじゃなくて、カラスの側に近い。あっ、いま読んでいるそこのあなた!まさか笑ってはいないでしょうね? 世の中に美人と美男はかなり少ない。あなたが美人、もしくは美男である可能性は限りなく低いんですよ(笑)。じゃあ、我々カラスに近い人間はどうやって生きていけばいいのか。

きれいか、きれいじゃないか。気にするのは人間界だけです。見かけだけじゃなく、こういう「いい話」にしてもそう。美談っていうの? これも本質的に、ぼくは疑いたくなります。