吉川大機とモタって、全然活躍していないし、戦力外通告受けているんですけど。票を入れる理由がわかりません。
https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=31058
【セ・リーグ二塁手得票内訳】
・菊池涼介(広島):161
・吉川尚輝(巨人):104
・ソト(DeNA):20
・山田哲人(ヤクルト):13
・阿部寿樹(中日):11
・吉川大幾(巨人):3
・糸原健斗(阪神):1同部門は今季、二塁手として史上初となる守備率10割を記録した菊池涼介(広島)が納得の受賞。そして2位には、巨人の吉川尚輝がランクインした。自身初の規定打席に到達した吉川は、持ち前のダイナミックなプレーで何度もチームを救い、巨人の優勝に貢献しただけにこの順位もうなずける。
しかし、下の方を見ていくと、“もう一人の巨人の吉川”ががいることに気づくだろう。「吉川大幾」である。正二塁手の吉川尚と異なり、吉川大はユーティリティを持ち味とし、今季は守備固め中心に一塁1試合、二塁5試合、三塁4試合、遊撃7試合、外野で7試合に出場した。しかし一方で打力に乏しく、今季は12打席しか与えられずヒットも1本のみ。オフに戦力外となっている。
「ん?」と思わないだろうか。今回のアウォードは「ベスト」ナインである。各ポジションの「最高」と考える選手に対して、投票権を持つ記者たちは一票を投じていたはずである。しかし、巨人の二塁手の中でも2番手以下に過ぎない選手に、どういうわけか3票も入っているのだ。もしかしたら何か理由があるのかもしれないが、「吉川尚輝と名前を間違えた」というような、ありえない事態ではないとは信じたいが……。
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【セ・リーグ外野手得票内訳】
・佐野恵太(DeNA):260
・丸佳浩(巨人):186
・鈴木誠也(広島):161
・梶谷隆幸(DeNA):128
・大島洋平(中日):92
・青木宣親(ヤクルト):67
・近本光司(阪神):39
・大山悠輔(阪神):3
・モタ(巨人):1
・松原聖弥(巨人):1
・オースティン(DeNA):1先に述べた通り、セ・リーグの外野手部門は熾烈な争いだった。青木と近本には改めてもっと多くの票が集まってもおかしくないように思うが、そこは仕方がない。問題は「モタの1票」だ。
昨年に巨人と育成契約を結んだモタは、今年2月のキャンプで原監督からキャンプMVPに選ばれると、同月末に支配下登録を勝ち取った。この際、号泣しながら喜んだシーンも印象的だったが、シーズンが始まるや豪快なスウィングはまったくボールに当たらず、すぐに降格処分。9試合(11打席)で2安打1本塁打という成績に終わり、吉川大幾と同じくオフに自由契約となっている。
パ・リーグの外野手部門でも、今季不振だった上林誠知(ソフトバンク)や福田秀平(ロッテ)、外野出場わずか2試合の明石健志(ソフトバンク)といった到底「ベストナイン」に該当すると思えない選手が投票を受けていた。今季の球界を代表する選手を表彰するための賞であるにもかかわらず、オフに戦力外となったり、打率1割台の不振、守備機会がほとんどない選手に票を投じるのは、一体どういった根拠を持ってのことなのだろうか。