テイキング・ライブス、何となく臨場感が足りない感じ。

テイキング・ライブス、何となく臨場感が足りない感じ。

冒頭、期待感たっぷりで始まるものの、途中で失速しちゃう感じです。

眠くなっちゃいました。

犯人が見え見えなのに、わからない前提でストーリーが進んでいくせいだと思います。

残念。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0006NKDIU

アンジェリーナ・ジョリーがFBIの特別捜査官を演じ、猟奇殺人を追うサスペンス。モントリオールの工事現場で白骨死体が発見され、過去のいくつかの殺人事件との関連が浮上する。共通点は、出会った相手を殺害した犯人が、被害者になりすましてしばらく生活をするという異常性。捜査官のイリアナらは、殺人事件を目撃した画商のコスタを警備し、犯人を突き止めようとするが…。

グロテスクな死体や、犯行手口の凶悪さなどは、この手のサスペンスの常套だが、本作のおもしろさは、捜査官のイリアナが現場の状況や証拠、目撃者の証言などを分析して犯人像に迫る「プロファイリング」にあるだろう。バスタブの壁にまでキーワードを書いた紙を貼って、彼女が試行錯誤する場面などが印象的だ。イリアナと、イーサン・ホークが演じる目撃者コスタの危うげなロマンスも違和感なくドラマに絡み、ふたりの濃厚なラブシーンも見どころ。被害者の母親にジーナ・ローラズ、FBIの同僚にオリビエ・マルティネス、ジャン=ユーグ・アングラードと脇役陣が豪華で、それぞれを怪しく見せているのも作り手の作為だろう。クライマックスには、かなり強烈な描写があるので、ご注意を!(斉藤博昭)