コーチングって、なんか話を聞いて、それらをテキトーにまとめて、気づきを得ましたとか内省できましたとか、嘘松にしか思えなくて嫌いなんです。だって、それ、コーチいなくていいじゃん、付加価値を出せていないじゃん、と思うから。
その点、この認知科学に基づくコーチングは好感を持てます。その人の外側に答えがあるから。
あとは、エフィカシーという概念も良いと思う。無理だと思うもののに、挑戦しようとは思えないから。成功体験と近いのかもしれませんね。

内容まとめ(少し詳細)
本書は「変わりたいのに変われない」を、**意思の弱さではなく“無意識の仕組み”**として説明し、認知科学コーチングの枠組みで自己変革を進める本です。幻冬舎の紹介では、自己変革を 5ステップ(自己決定→自己理解→GOAL設定→決断→アクションプラン)で進める構造になっています。
序章:なぜ今「自分を変える」必要があるのか
社会が変化し、同じやり方の延長では詰まりやすい一方で、人間は変化より現状維持を選びがち──という問題意識から入ります(「変わりたい」の正体をほどく前振り)。
第1章:今の自分の生き方を捉える(“無意識”と“信念”)
本書の中心はここで、行動は意識より無意識に支配され、その無意識には**信念(ビリーフ)**がある、という立て付けです。信念が意思決定を左右し、結果を生む。だから「自己理解」は性格診断ではなく、自分の無意識・信念の棚卸しだ、と置きます。
読者レビューでも「無意識の選択の方が圧倒的に多いのでビリーフが重要」という受け止めがあり、ここが刺さりどころになりやすいです。
第2章:認知科学のコーチング(コンフォートゾーン・エフィカシー)
「自分を変える」を、現状の延長ではなく**“今の生き方の外側”のゴールを設定すること**と定義します。そこで出てくるのが、
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コンフォートゾーン(現状に戻る力)
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エフィカシー(自己効力感)
という概念。ゴール設定→エフィカシー→コンフォートゾーンが未来側へズレる、という流れで「認知が変わる」ことを狙う、と説明します。
ブログ感想では「モチベーションの本当の意味は“コンフォートゾーンに戻ろうとする力”」という記述が印象的だった、というコメントもあります。
第3章:5ステップ(実装の枠組み)
ここで、全体を実行プロセスとしてまとめ直します。出版社紹介に明示されている通り、
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自己決定
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自己理解
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GOAL設定
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決断
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アクションプラン
の順で進める設計です。
PR TIMESの紹介では「具体的なワークを通じて行動変容を促進」「理想の未来から逆算するゴール設定」「事例を多数掲載」とされ、実践書としての体裁を強調しています。
世間の反応(他の人の意見の傾向)
※読書メーターはページ側の取得エラーで個別レビュー本文をこちらで確認できなかったため、主に公開ブログ記事の範囲で整理します。
ポジティブに多い反応
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読みやすい語り口で納得感がある(難解な“科学”売り自己啓発よりは地に足がついている、という評価)
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無意識・信念・コンフォートゾーンの整理が腑に落ちる(「意識より無意識が勝つ」タイプの説明が役立つ)
ネガティブ/賛否が分かれる反応
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一人で実践しきれるかは別問題(理解はできるが、自力で変われるかは難しいという感想)
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具体アクションは“コーチングを利用してね”寄りに見える(理論は面白いが実装は薄い、という指摘)
書評
この本の価値は、「根性論で頑張れ」をやらずに、変われない理由を“無意識の構造”として説明し直してくれる点です。特に、自己理解を“性格”ではなく“信念の棚卸し”として扱うのは、実務でも自分の癖を扱うときに有効です。
一方で弱点もはっきりしていて、読者の指摘どおり、**「理屈はわかるが、ひとりで回すのは難しい」になりやすい。
つまりこれは「読めば変われる本」というより、“コーチング(または伴走)を受けるときの地図”**に近い本です。
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すでに自己啓発の型に飽きていて、でも「じゃあ何から?」で止まっている人には、整理の道具として有効。
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逆に「明日からやる手順書」「ワークだけで完結」を求めると、物足りなく感じやすい。
結論:理解の解像度を上げる本としては良い。実装は、環境(伴走)がある人ほど効く。(皮肉だけど、内容的にもそれが正しい。)











