まず、ガードが高い時点で好き。
そして、ノーモーションの左ストレート。超、かっこいい。
豆タンク体型で、フックをぶん回すか、バカの1つ覚えでワンツーローで突進するか、の私にしてみると憧れです。
平均年齢が約21歳という、これからのK-1を担う8選手が参加した「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」。その栄えある頂点に立ったのは、ダークホース的存在の黒田斗真だった。
黒田は一回戦で池田幸司を2R、カウンターの飛びヒザでKO。その勢いを駆って、準決勝では松本日向から二度のダウンを奪い3-0の判定勝利。そして、決勝では優勝候補筆頭の壬生狼一輝に1R、踏み込んでの左ストレートを突き刺し、戦慄のKO勝利。破竹の快進撃で優勝の栄冠をつかんだ。
「注目されてる選手を、しっかり優勝して実力で黙らせてやろうかなとずっと思ってた」と、反骨心の強さを伺わせた黒田は、今回の自身の急成長について「去年12月のKrushのトーナメントの準決勝で吉岡ビギン選手に敗れてから、ずっとずっと悔しくて、毎日毎日練習して。今回の優勝につながったかなと思ってます」と分析。