- 2022/02/16
渡部愛がすがった野月八段の“将棋界初のコーチング”、とてもイイ話だと思います。もしかしたら、一般化するかもしれませんね。
将棋とコーチングという取り合わせが、絶妙。絶対に、合わなそうなところがいいですね。 “……
こんなんでなれるんだったら、私も、どっかの教授したいんだけど。
世の中、建前と本音ってやつはあるけど、自分のエロい気持ちを正当化するのは、ウケ狙いなのかなと思ってしまいました。
学生が録音した音声データに収録されたやり取りの全容は、以下の通り。
男子学生「もし、その、(ゼミ生募集について、ホームページに)『男女問わず4人』って書いてあったけど、そのメールの文章で、『女子の応募=採用』って書いてあったから」
男性教員「いやーそれは君が女だと思ったから書けたんだよ、送っただけだよ」
男子学生「いや、だからもし、自分は男ですから、女子が優先的に採用されるのであれば」
男性教員「だからそれは、公式には言えないよ。言ったら問題になるから。だけど、僕の腹づもりでは、あなたが女だと思ったから、あなたが女だったら、優先的に採るつもりだよと。それだけだよ。だけど、あなた男だから、そういうわけにはいかないと。そういうことだよ。それは公式には言えないからね。私的なやり取りだから、言っとくけどね」
男子学生「わかりました」
男性教員「ごめんね。ごめんけど。それは、僕の腹の中の話。それを、誰に聞いてもみんなそうよ」(次の録音ファイルへ)
男性教員「そういうことなんだよね。それは、あなたのことを女だと誤認したのは僕のミスだけど、それはしょうがないよ。あんな名前なんだからさ。普通は女性だと思いますね」
男子学生「よく勘違いされますね」
男性教員「だからさ。それは申し訳ないけど、私はミス、うっかりしましたけど。そういうことなんだよ。あの、あのメールのことは忘れてください。それは私的な会話だと思ってください。公式には出せませんよ」
男子学生「私的な。はい」
男性教員「公式に私がゼミの案内に出したら、それは、他の人からクレーム来る。学部長から『君、これはダメだね』って言われるよ多分。だから、わかったな、腹の中でどう思ってるかは自由なんだよ。実際に決める、決めないは僕の権限だけど、表立って門戸を閉ざすことはダメなんだよ。女だけとか、男だけってのは、これはまずいわけだよ。だから、企業もやってないだろう? だけど実際は、採用した結果どうなるかっていうと、やっぱり色々あるわけよ。男が多かったり、女が(不明)だったりするでしょ。そうでしょ」
男子学生「はい。そうですよね。いや、それが気になって」
男性教員「(不明)採用って男も来るんだぜ、でも通るのは美人の女だったりするわけでしょ。そうするときに、いや女は採りませんとは書いてない。ブラック(黒人)とホワイト(白人)がいて、いやホワイトは採りませんとは書いてない、アメリカではね。カラー(人種)の問題は書けない。でも、実際にはホワイトが採られる、ことが多いとかね。いや、違う私はブルー、ああ、ブラックがいいって人とかいるけどね。気にしない人もいるけど、気にする人もやっぱり。それは、最終的には採る側の権利、権限なわけよ。色んなものを見て判断した上で、やっぱりこのホワイトがいい、私は黒がいいって決めるんだもの、おんなじことよ。採用ってそういうことなのよ。最後は、決める人が権限持ってるわけでさ。その、しのごの言われる筋合いじゃないのよ。ただ、入り口のとこでね、門前払いはできません。今うるさいからね、そういうのできないんです。イクオール・フッティング(Equal Footing)、条件は平等に与えたと。機会は与える。結果の平等はないよ、それは。結果は、その、採る側が色々な都合を考えて決めるからね」
男子学生「ああ、建前上は」
男性教員「建前っていうか、機会を与えると。機会を与えるのと権利を与えるのって違うからね。チャレンジする権利」(録音終了)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_637c27d5e4b0c57396239aa7