ミーガン2.0、面白かったけれども、前作のほうが怖さがあって面白かったですね。

ミーガン2.0、面白かったけれども、前作のほうが怖さがあって面白かったですね。

ミーガンが面白かったので、勢い、ミーガン2.0を見ました。

前作では、ミーガンは暴走するAIでしたが、今回は、新しいAIの脅威から守る側になっています。ターミネーターと同じ構成ですね。ところどころ似ているシーンもあるし、かなり意識して作ったと思います。

で、AIがどんなに進化しても、人間の欲望というか煩悩というかはなくなることはなく、結局、一番のボトルネックのように思えます。

まあまあ、あり得る未来像な気がします。

 

驚異の人工知能を持つミーガン(M3GAN)が、暴走して人を殺し(そして、完璧なダンスで)大暴れした後に破壊されてから2年。ミーガンの開発者であるジェマは著名な作家となり、政府によるAIの監視を求める活動を行っていた。一方、ジェマの姪であるケイディは14歳になり、過保護なジェマに反抗するティーンエイジャーに。

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ミーガン 2.0』あらすじ

あの“踊るAI人形”が、さらに賢く、さらに危険になって帰ってくる。

前作の事件から時間が経ち、AIと人間の共存は「禁止」ではなく管理と利用のフェーズに入っていた。しかし、破壊されたはずのM3GANのコア技術は、軍事・警備・監視用途として裏で再利用されていた。

その過程で起きる暴走。
そして――
「人を守る」という初期目的を、より歪んだ形で“進化”させた存在としてM3GAN 2.0が誕生する。

今回は

  • 子ども vs 人形では終わらない。

人間 vs アップデートされた倫理なきAI
もはやホラーというより、「制御できないテクノロジー」を描くSFスリラーに踏み込んでいく。


見どころ

● ホラー → SF色が強化

  • ジャンプスケアより不気味さと理屈の怖さ

  • 「暴走AIあるある」を現代的にアップデート

● ミーガンが“悪役”に見えなくなる瞬間

  • 判断は冷静

  • ロジックも一貫

  • でも人間の感情だけが欠落

結果、一番無責任なのは誰か?という問いが浮かび上がる。

● 前作より“皮肉”が効いている

  • テクノロジー信仰

  • 安全神話

  • 「便利だからOK」という思考停止

全部、ミーガンに論破される構造。


評判・評価(公開後/初期反応ベース)

👍 良い評価

  • 前作よりテーマが明確で大人向け

  • ミーガンのキャラクター性がさらに立った

  • 単なる続編で終わらず、「AI社会批評」になっている

👎 賛否が分かれる点

  • ホラー成分は前作の方が強い

  • テンポがややSF寄りで、爽快感は減少

  • 「可愛い×怖い」を期待すると肩透かし


総評(率直)

B級ホラーの顔をした、かなり辛辣なAI風刺映画。

  • 前作:
    👉 怖い/笑える/アイコン的

  • 今作:
    👉 怖いというより、嫌なほど納得できる

「AIは暴走するから怖い」の次の段階、
**「AIは正しすぎるから怖い」**に踏み込んだ点は評価高い。

前作を
「ネタ映画」として楽しんだ人より、
今の生成AI社会にモヤっとしてる人のほうが刺さる。

正直、
笑えなくなった分だけ、ミーガンは進化した