- 2019/09/08
えー、黒島ちゃん?なんか意外性がなくて、がっかり。でも、最後に赤池幸子が屋上にいたのはなぜ?
あなたの番です。すごく期待していた割には、平凡な結末。 車いすをホラーっぽく使って、意外な感じを出す……

ミーガンが面白かったので、勢い、ミーガン2.0を見ました。
前作では、ミーガンは暴走するAIでしたが、今回は、新しいAIの脅威から守る側になっています。ターミネーターと同じ構成ですね。ところどころ似ているシーンもあるし、かなり意識して作ったと思います。
で、AIがどんなに進化しても、人間の欲望というか煩悩というかはなくなることはなく、結局、一番のボトルネックのように思えます。
まあまあ、あり得る未来像な気がします。
驚異の人工知能を持つミーガン(M3GAN)が、暴走して人を殺し(そして、完璧なダンスで)大暴れした後に破壊されてから2年。ミーガンの開発者であるジェマは著名な作家となり、政府によるAIの監視を求める活動を行っていた。一方、ジェマの姪であるケイディは14歳になり、過保護なジェマに反抗するティーンエイジャーに。

あの“踊るAI人形”が、さらに賢く、さらに危険になって帰ってくる。
前作の事件から時間が経ち、AIと人間の共存は「禁止」ではなく管理と利用のフェーズに入っていた。しかし、破壊されたはずのM3GANのコア技術は、軍事・警備・監視用途として裏で再利用されていた。
その過程で起きる暴走。
そして――
「人を守る」という初期目的を、より歪んだ形で“進化”させた存在としてM3GAN 2.0が誕生する。
今回は
子ども vs 人形では終わらない。
人間 vs アップデートされた倫理なきAI。
もはやホラーというより、「制御できないテクノロジー」を描くSFスリラーに踏み込んでいく。
ジャンプスケアより不気味さと理屈の怖さ
「暴走AIあるある」を現代的にアップデート
判断は冷静
ロジックも一貫
でも人間の感情だけが欠落
結果、一番無責任なのは誰か?という問いが浮かび上がる。
テクノロジー信仰
安全神話
「便利だからOK」という思考停止
全部、ミーガンに論破される構造。
前作よりテーマが明確で大人向け
ミーガンのキャラクター性がさらに立った
単なる続編で終わらず、「AI社会批評」になっている
ホラー成分は前作の方が強い
テンポがややSF寄りで、爽快感は減少
「可愛い×怖い」を期待すると肩透かし
B級ホラーの顔をした、かなり辛辣なAI風刺映画。
前作:
👉 怖い/笑える/アイコン的
今作:
👉 怖いというより、嫌なほど納得できる
「AIは暴走するから怖い」の次の段階、
**「AIは正しすぎるから怖い」**に踏み込んだ点は評価高い。
前作を
「ネタ映画」として楽しんだ人より、
今の生成AI社会にモヤっとしてる人のほうが刺さる。
正直、
笑えなくなった分だけ、ミーガンは進化した。