テッド、下ネタのオンパレードで、そればかり目立ちますが、とても感動的ないい話ですよ。

前半は、テディベアの傍若無人ぶりに大笑い。

デリヘル嬢が家で脱糞するなんて、大笑いです。床の上にうんこがあるのか、うんこの下に床があるのか、大きな問題です。

コメディの真骨頂って感じです。

が、途中からは、人情的な話がたっぷりで、心底、応援しちゃいました。一緒にすごした27年の重みと、相手を思いやる気持ちが心にしみました。

下ネタがなければ、いい話になるのに、監督は照れ屋だったのかもしれませんね。

 

時は1985年のクリスマス。8歳の男の子ジョン・ベネットは、両親からテディベアのぬいぐるみをプレゼントされる。近所の子どもたちから仲間はずれにされ友だちが一人もいないジョンは、ぬいぐるみをテッドと名づけて片時も離さずにいた。だけど……ジョンは星に願いをかけた。「テッドが本当にしゃべってくれたらいいのに……」 
すると奇跡が起きた。何とテッドに命が宿り、「僕をハグして!」と、しゃべりかけてきたのだ。こうして、ジョンとテッドは、いつまでも仲良く一緒に暮らしたのだった……。 
それから27年の歳月が流れ、ジョンとテッドは今も一緒にいた。35歳になったジョンはレンタカー店員としてうだつの上がらない日々を送っている。テッドは昔のまま見かけだけは愛くるしいぬいぐるみのままだったが、中身はまったく可愛くないキャラに変貌していた。一時は“生きたテディベア”として全米メディアのスターとなったテッドだが、一発屋の悲しいさだめ、今ではすっかり世間から忘れ去られている。テッドの口から出るのは愚痴と皮肉と毒舌ばかり。一日中、居間のソファに座ってマリファナを吸っている。 
そんな時、ジョンは人生二度目の奇跡に遭遇していた。超イケてる彼女ロリーをゲットしてしまったのだ。だが、彼女はジョンがいつまでもテッドと自堕落な生活を続けているのが気に入らない。悩んだ末、ジョンやはりロリーとの将来を選ぶことにした。テッドと別れてロリーと暮らす決意を告げると、テッドはスーパーマーケットに就職し、さっそく同僚の美人女性店員をナンパしたりして、けっこうよろしくやっている。これでよかったのだ。 
ジョンもテッドも大人の階段を一歩上った……はずだったが、ある日、事件が起きてしまう・・・。