東大を首席で卒業した人が書いた本です。財務省にも入省し、司法試験にも合格しているすごい人です。
著者の努力に仕方というか徹底ぶりは驚き、言っていることにも共感できるのですが、まあ、中身は軽い感じ。自己啓発の本に近いと思いましたね。そして、本にするのではなく、ブログかFacebookでやってくれ、というぐらいのボリュームです。
共感と言っても、最も心に響いたのは、谷亮子の言葉。オリンピック前に怪我をして練習ができなくて、そのことを記者に尋ねられたときに、「7歳のときから練習しているから大丈夫」という主旨で答えたというのには鳥肌が立ちました。
努力が万能みたいな言い方をしていますが、私の感覚では、はじめの一歩の鴨川会長の「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる。」のほうがしっくりきますね。
読んで損はない本だとは思いますが、役に立つ可能性は限りなく低い気がします。
東京大学法学部→財務省→弁護士という経歴の裏には効率的に努力を続けられるメソッドがあった!不得意なことは努力しなくていい、スケジュールはあえて立てない、朝食は早めに、昼食は遅めに、基本書をネット注文してはいけない、ルールには「抜け道」を、努力が続く習い事・続かない習い事ほか、今日から実践できるメソッド。
本題とは外れるのですが、美人だと、この内容の本でももてはやされるから有利だよねとも思います。これが、かなりブサイクだったり、フツーの男だったら、出版されたかどうか疑問です。
両さんの意見が至極ごもっとも。