- 2012/04/26
ナイロビの蜂、社会への問題提起もしつつ、ハラハラさせられるストーリーで、よくできた映画です。
昔、見たことがあり、二度目なのに、また楽しめました。 エンディングがちょっと、消化不良ですが、リアル……
なんか、他人のように思えませんでした。私が、アーサーよりはマイルドですけど、ちょっと似たようなところがある気がするからです。だから、すごく共感できて、応援できました。(私というより、私の父のほうに似ている気がします。偏屈者のDNAですかね。)
不器用に生きている人たちのための映画で、自分が不器用だと思わない人間のほうが珍しいので、万人受けすると思います。まだ、見ていない人にはおすすめです。時間も短いですし、見て損はしません。
ジェマ・アータートンが、所謂、女優っぽくないのも親近感がわきました。
ロンドン。無口で気難しいアーサーは、隣近所でも有名なガンコ者で、息子ともギクシャク。唯一、笑顔を見せるのは、最愛の妻マリオンにだけ。病弱だが陽気なマリオンの趣味は、ロックやポップに挑戦するちょっと変わった合唱団“老人ズ”で歌うこと。ある日、“年金ズ”が国際コンクールのオーディションに出場することに! しかし、喜ぶマリオンに、なんとガンが再発したという告知がー。 練習に行けないマリオンのたっての頼みで、アーサーは、妻の代わりに渋々合唱団の扉を叩く。美人なのに恋愛ベタな音楽教師エリザベスや、個性派だらけの仲間との出会いは、アーサーの毎日を思いもよらない方向へ連れて行く・・・。 間近に迫ったコンクール。マリオンがアーサーにどうしても伝えたかったこととは? そして、自分の殻に閉じこもっていた72歳のアーサーを待ち受ける、新たな人生のステージとは―?!