うまくいっていない会社を見て思う。新規事業はあまりお金を集めずに、いつでもやめられるように始めるのがいいんじゃないでしょうか。

お金が集まると、それに群がる人がいて、大半が価値創造できないのに、確信犯的にお金を搾取しようとしている感じです。だいたいの場合、途中で逃げていきます。だから、こういう輩を見抜く力と排除する力が必要ですね。

ベンチャー企業とかベンチャーキャピタルなどの関係者って大変。でも、その関係者には、群がる人も入っているから、正確には、善意の関係者は大変ってことですけど。

それに、マネーゲームに巻き込まれ、その意に反するオペレーションをせざるを得ないときもあり、これもまた大きな不幸を作る温床です。

で、身近に見て思ったのは、債務超過になるケースでは、3年ぐらい前から兆候はハッキリ出ている気がします。1年2年はみんなで一丸となって、自分自身をもだましだまし乗り切っていくけど、もうダメってなって、オープンになるんじゃないでしょうか。

この頑張るって行為が無駄な気がします。

もっと早く整理するなり、撤退するなりしちゃえば、楽だったのに。面子とか責任とかいろいろなしがらみで隠すから辛いんですよね。

だから、新規に事業をはじめようとするなら、身の丈にあった金額で、いつでも撤退するつもりでやるのがベストプラクティスだと思います。特に、企業内の新規事業の場合は。