- 2019/05/26
フィレンツェは喫茶店なんだけど、あらかじめ頼んでおけば宴会メニューも実施してくれます。
喫茶店で宴会をしてしまう、っていうのは、どうなのかというところもありますが、やったもんがちです。 予……
大昔から気になっていて、一度、行こうとしたけれども、都合が悪くて行けなくなり、それ以来、なかなか機会がなかったお店なのですが、ようやく行くことができました。
お店は、恵比寿駅からちょっと歩いた住宅街の中にあり、周囲にお店がないところを歩くので、かなり遠く感じます。店の外観は、かなり大きな普通の家という印象です。
入ってみると、目の前に大きなカウンターがあり、全容はよくわかりませんが、奥にいくつか個室があるようでした。
料理は完全予約制で、1種類のコースのみ。
選択の余地がないというのは残念ですが、その分、料理を決まったタイミングで出してもらえるし、仕込みも無駄にはならないので、効率的だし、その分クオリティが高くなっているなら、却って好感が持てます。
料理自体のクオリティはすごく高いです。食べ終わって気づいたのですが、全部、魚を使っているんですね。魚のフルコースという感じです。
どれも美味しかったのですが、イワシと茄子の揚げ出しとかタコの刺身とかが私の好みでした。そして、忘れてはいけない、最後のご飯。今回は穴子ごはん。正直に言うと、鯛めしとか牡蠣ごはんのほうが好きなのですが、穴子は穴子で美味しかったです。がっつり食べてしまいました。
そして、デザートが梅の風味が効いたフロマージュ、満腹なはずなのに美味しくいただきました。そういえば、最初の茶わん蒸しも梅の味がして美味しかったです。
和食を本格的に食べることってあまりないので、とても満足でした。そして、美味しいうえに満腹という店は上品な店になればなるほど少ないので、ありがたいです。また、料理に隠れてしまいましたが、日本酒もなかなかのもの揃えていました。
厨房がとても静かだなと思っていたら、スタッフの皆さん、マイクにイヤホンをつけていて、小声で指示を出しており、お客さんの食事を邪魔しないように配慮しているところも素敵でしたし、シェフの柔和そうな立ち振る舞いも「実るほど頭が下がる稲穂かな」的で良かったです。
ロケーション的にあまり頻繁に行ける場所じゃないんですが、また行きたいです。鯛や牡蠣が旬の頃に。