大塚家具とか石破茂の話はどうでも良くて、「正しいこと」と「できること」は違うという主張には大賛成です。

大塚家具とか石破茂の話はどうでも良くて、「正しいこと」と「できること」は違うという主張には大賛成です。

「正しいこと」と「できること」は、全く違うというのに、完全に同意です。

 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57054

大塚家具が経営不振に陥っている。大塚久美子社長が当時、会長だった創業者で父親の勝久氏から経営の実権を奪ってから3年半。同社が示す教訓は会社経営にとどまらない。政権運営にも通じる。同じ勘違いをすれば、政権も迷走するのだ。

 

「正しいこと」はビジョンであり、長期的な目標であるのに対して、「できること」は、短期的な戦略です。あるいは、「正しいこと」は自分のリソースや強み弱みを考慮せずに理想論を語ればいいのに対して、「できること」はおかれている状況を鑑みて分相応なゴールを決めて、勝ち続けなければいけません。

正しいこと、正論とか理想とか言ってもいいかもしれませんが、それらは、明確に否定することはできないので、この次元の話をオペレーションまで落とすと、大変なことになります。できるわけないから。

社長は「正しいこと」を言えばいいかもしれませんが、その下の人間が、折り合いをつけた「できること」に変換しなければいけない気がします。

ということは、大塚家具の久美子社長は、良い部下を登用・招聘することができなかったのが、敗因な気がします。