とはいえ、個人情報をある程度出さないと、何も進まないケースもあるので、捨て個人情報をゲットしておくことが大切ですね。
私自身、捨てメールアドレスは持っているけど、電話はないし、住所はどうしようもないですね。さすがに私書箱を使うのも、どこまで自意識過剰なのか、って話ですから。
これホントそうなんだけど、実は高齢者だけでなく、主婦向けの雑誌でもルンバとか最新洗濯機が当たります!みたいな懸賞をしょっちゅうやってて、個人情報を集めてる。懸賞にあたった時に連絡がくるよう、みんなホントの住所や電話番号を書いて応募する。危なすぎ。 https://t.co/VsC74VZL5n
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) March 4, 2019
つづき:
前にも書きましたが、雑誌とかで千円ほどで売ってる「開運グッズ」みたいなのは、あれで儲けたいわけではなく「現状に不満があり、その境遇を(努力ではなく)神頼みでなんとかしたいと考えてる人のリスト」を作るための商品なんだよ。
電話番号だけではありません。今後はSNSアカウントだってリスト化される。
「このツイートをRTしていいねしたら100万円あげます」と言われてホイホイRTする人のアカウントリストも、既に存在してるのでは?固定電話は詐欺に使われやすいという意味で危ないけど、懸賞とか応募しまくる人はそれように番号を維持するのもありです。なぜなら固定電話は番号変更が簡単だから。スマホ番号をあちこちに残してしまうと、リストに掲載され、狙われてると気づいてもSNSと紐付いてるから変えにくい。
役所の書類だってやたらと「住所」「電話番号」を書かせるけど、ああいうのの入力だって外部委託されてるので、情報漏れがないとはいえない。ましてや懸賞の応募者リストをや。
雑誌などの「読者プレゼントに応募してくる人のリスト」も、「当選確率を踏まえた上でのリターンと、個人情報を自ら提供することのリスクを合理的に比較できない人のリスト」ともいえる。
もっと簡単にいえば「ちょっとお得なエサをちらつかせると、ホイホイ住所と電話番号と家族構成を教えてくれる主婦」リスト、ですかね。