こういう文章を書きたいと思っています。お手本の1つですね。切り込み隊長の頃から、気になっていました。
コロナが人狼、その通りですね。パンデミック時はウイルスよりも人間のほうが怖いです。
さらに日が経って、どこからか「この町内会では感染者が増えて数人いるらしい」という噂が出回り始めます。まあ確かにいてもおかしくはないんだろうけれども、20万人以上いる都市で数人いたところで誰が患者なんだか分かるはずがないじゃないですか。しかし、町内会のお年寄りたちは「市長さんは頑として教えてくれないが、市議会議員さんはうまくやってくれて、誰が患者なのか知っていると言っていた」と自ら不安定な噂を拡散している始末です。
この感覚、どこかで感じたなあ。そうだ、「人狼」だ。みんながみんな、あいつが狼ではないかと疑心暗鬼になっている。医学的にではなく、民主的な議論の結果「あいつが狼である」と認定されて吊るされるという。コロナウイルスが怖すぎて、誰が感染者かという問題にのめり込んだ結果、確たる話などどこにもないのに、誰かが感染者に違いないと探し出して安心しようとするのです。
そして、自分自身が感染者になってしまっているかもしれないという認識もない。
そりゃあコロナウイルスは恐怖かも知れないけど、まずは不要不急の外出はなるだけ行わず、万一出かけなければならないとしても手洗いは怠らず、たくさん食べて良く寝て万が一罹ってしまっても対処できるように心身を健やかにしておくことが最大の対策であるわけです。
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