- 2020/04/02
復活の日、コロナのパンデミックでやられちゃっている私には他人事とは思えませんでした。が、深作欣二監督の駄作の1つだと思います。
コロナのおかげで流行っている映画です。 茶番のギャグ映画だと思って観ましたが、そうでもないんですね。……
大泉洋の演じる鹿野靖明の傍若無人さに腹が立ってしまいました。
もちろん、これは極端な演出で、実際の本人は破天荒なところはありながら、心遣いもできる人なんじゃないか、と思っていますが、少なくても映画の中では、最悪な奴だという印象しかないです。
乙武洋匡みたいな傲慢さを感じました。
もはや、障がい者のほうが、エライみたいな感覚で。周りは自分の生活を投げ打ってでも奉仕するのが当然の義務だという感覚があるとしか思えません。
会社で、エライとされている人が、ふんぞり返って、部下を怒鳴りつけているのとなんら変わりはない、同じメンタリティです。
・・・ということで、いい場面もあったのでしょうが、素直に受け入れることはできませんでした。
北海道札幌市。鹿野靖明は幼い頃より難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのが首と手だけ。24時間365日だれかの介助がないと生きていけない体にも関わらず、医師の反対を押し切って病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボラ(ボランティアの略称)たちと、自立生活を送っている。夜中に突然「バナナ食べたい」と言い出したりする自由すぎる鹿野を介助するボラの一人、医大生の田中はいつも振り回される日々。ある日たまたま鹿野宅を訪れた田中の恋人・美咲まで新人ボラに勘違いされてしまう。おまけに鹿野は美咲に一目ぼれし、田中は彼の代わりに愛の告白まで頼まれる始末!最初は戸惑う美咲だが、鹿野やボラたちと共に時間を過ごす内に、自分に素直になること、夢を追うことの大切さを知っていく。ところが鹿野が突然倒れ、命の危機を迎えてしまう…。