劇団ひとりの晴天の霹靂、とても良い映画でした。ラストが納得いかないけれど、望まれて生まれてきた子どもはそれだけで幸せだなぁ、と思いました。

劇団ひとりの晴天の霹靂、とても良い映画でした。ラストが納得いかないけれど、望まれて生まれてきた子どもはそれだけで幸せだなぁ、と思いました。

定番と言えば定番のタイムスリップもの。しかも、若き日の両親に会うというのも、よくある話です。

でも、現在の自分を変えるために、過去を変えようとする話ではなく、運命に身を任せて進んでいきます。それが、リアルで、いい感じです。

そして、自分自身の生まれたときのことや、父親がラブホテルで働いている理由など、いろいろわかり、感動的です。望まれて生まれて来た子供は幸せだなぁ、と改めて思えましたし。

感動を押しつけているようなしつこさもなく、サッパリとした良い映画だと思います。

 

ただ、最後に、お父さんのシーンには納得感がないです。普通に、死んでしまいました、で良かったのに、余計なことを、というのが私の感想です。

 

劇団ひとりが自らの書き下ろし小説で監督デビュー。売れないマジシャン・轟 晴夫は生きる難しさを痛感していた。追い打ちをかけるように届く父の訃報。惨めさに涙が溢れた時、青空から放たれた雷を受けて40年前にタイムスリップしてしまう。そこで、若き日の父と母に出会った彼は、父とコンビを組み、人気マジシャンになっていく。全てが順調に思えた中、やがて自らの出生の秘密を知ることになる。笑いと、たぶん一粒の涙の物語。