青木選手、心のどこかで、勝てると油断していたんじゃないのかな。
動画を全部見たわけじゃないので、何ともいえないけど、青木選手が、こんなに失速するとは思っていなかったです。
26日に開催された、ONE Championshipの10周年記念大会『ONE X』(シンガポール・インドアスタジアム)。因縁の対決とされた青木真也vs秋山成勲のライト級マッチは、秋山が2ラウンド、青木真也を衝撃TKOで下した。
1ラウンド、バックにとりつくなど終始“青木優勢”の攻防で迎えた2ラウンド、秋山はタックルを切ると、パンチで圧力をかけていく。さらに金網に押し込むんで右ストレート、組んでからのアッパー。動きが止まり座り込んだ青木に怒涛のパンチ、ヒザをたたき込んでレフェリーストップ。2ラウンド1分50秒の劇的TKO勝利だった。
試合終了直後、「そんなに青木くんのことを悪く言わないでください」と口を開いた秋山は「青木くんは青木くんで一生懸命戦って勝つために練習しただけ。そんなに悪く言わないであげてください。素晴らしい選手ですし、これからももっともっといい試合をしてくれる選手。それを願います。青木くんファンの皆様、青木くんのことを応援してくださってありがとうございます。少しでも俺のことも応援してくださいありがとうございました」と話した。
さらに「もっと頑張って精進して、歳なんか関係ねぇぞと言いたい。青木くんもまたやりたいと言うかもしれない。歴史ってまだ終わったようで始まったばかり。第2戦、第3戦とあるかもしれない」とも。
26日に開催された、ONE Championshipの10周年記念大会『ONE X』(シンガポール・インドアスタジアム)。因縁の対決とされた青木真也vs秋山成勲のライト級マッチは、秋山が2ラウンド、青木真也を衝撃TKOで下した。
1ラウンド、青木は組みつくことに成功。シングルレッグのタックルからスタンドどバックを奪い、しっかり4の字フックをしてチョークを狙う。ディフェンスする秋山に青木はパンチ、ヒジ。1ラウンドは青木優位となった。
だが2ラウンド、秋山はタックルを切り、パンチで圧力をかける。金網に押し込むと右ストレート、さらに組んでのアッパーを連打。動きが止まった青木は座り込む形に。そこにヒザ、そしてノンストップのパンチ連打。レフェリーが試合を止めたタイムは2ラウンド1分50秒。大逆転、大爆発の秋山勝利だった。
試合終了直後、青木は唖然とした表情で控室に引き上げたが、腰を下ろすなり「ごめんなさい」と一言。さらに「器が、器が足りなかったよ俺の。いつもさぁ、那須川天心にも武尊にもなれないんだよ。最後いつもそうだよ。最後はいつもそうなんだよ。クォ!」とあふれる感情を抑えきれなかった。