- 2016/10/14
星兎、とてもいい本。もっとメジャーになってもいいと思う。常識にとらわれないことの大切さと生まれてきたことへの感謝がにじみ出ています。
最初はちょっと読みにくいです。現在と過去の場面がめまぐるしく入れ替わるから、状況を正確に把握しにくか……
テンポが遅いことと、あまりにも曖昧なので、映画の中に入っている感が出てきません。サスペンスのつもりが、シックスセンスのようなちょっとオカルトチックでハートウォーミングな映画だったからかもしれません。
その点を割り引いて考えても、主人公との一体感が足りないんですよね。せっかくの良い話が台無しです。細かいところの積み重ねなんでしょうけどね。アン・ハサウェイがカワイイだけの映画になっちゃってます。
飛行機事故で生き残った5人の乗客たちの心の傷を癒そうと、事故の真相を追究し始めるセラピストのクレア。
しかし、事故に関する新事実を口にした乗客たちが次々と姿を消していく。
さらに、クレアは航空会社の人間に尾行され、大事故の後だというのに不気味なほど落ち着きはらっている男性生存者には大胆に言い寄られる。
自宅へ帰れば謎めいた隣人が現れ、生活に口をはさんでくる。真相を追えば追うほど深みに引き込まれ、錯綜する現実に自分を見失うクレア。
これは偶然なのか仕組まれた罠なのか―?そして彼女だけが知らなかった驚愕の真実とは。