- 2011/10/09
三枡家は、日本酒の品揃えが素晴らしいので、寿司だけじゃなくて、飲むほうも楽しめます。
もちろん、刺身もネタも美味しいですが、日本酒の品揃えがいいですね。お鮨屋さんの中には、お酒に手を抜い……
それにしても、2局目の永瀬九段戦は凄かったなぁ。
「井上一門」3人の力が見事に結集し、頂点へと登り詰めた。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント決勝、チーム永瀬 対 チーム稲葉の模様が9月14日に放送された。前年と同じ顔合わせになった決勝は、チーム稲葉が激闘を制してスコア5-2で勝利。2度目の優勝を果たした。リーダー稲葉陽八段(36)は、弟弟子の藤本渚五段(19)、上野裕寿四段(21)が2勝ずつあげて手にした優勝に「若手の中では上位かなと思っていた。トップ棋士とどういう風に戦うかなと思ったら、堂々と戦っていて、改めて頼もしい2人だなと思いました」と絶賛した。
将棋界に新鮮で力強い風を吹かせる2人が躍動し、兄弟子とともに3人で歓喜の輪を作った。第1局は上野四段が永世名人・森内俊之九段(53)の重厚な将棋に跳ね返されたが、第2局では藤本五段が相手のリーダー永瀬拓矢九段(31)を相手に踏ん張った。藤本五段の先手、相雁木で始まった将棋は激戦の末に、両者の玉が入玉を果たし、293手という長手数の末に持将棋に。先後入れ替えての指し直し局は複雑な序盤を経由し、大駒の交換が繰り返される中、藤本五段が抜け出して勝利。“将棋体力”では全棋士最強クラスの永瀬九段を下し、大きな白星を持ち帰った。
スコア1-1のタイに戻った以上に勢いづいたチーム稲葉は第3局、上野四段が2度目の登場。順位戦A級棋士・増田康宏八段(26)との対戦は相掛かりになると中盤、絶妙なタイミングでの桂跳ねでリードを奪うと、終盤は危うい場面もありながらなんとかまとめて勝利した。第4局は、稲葉八段が永瀬九段とのリーダー対決に敗れ、再びタイスコアに戻るも、再度勢いをつけたのは藤本五段。第5局で24歳上の永世名人・森内九段を相手にひるまず戦うと、森内九段の矢倉、藤本五段の雁木と得意戦型でぶつかり合ったが、中盤以降に藤本五段が金・銀を巧みに使って勝利。スコア3-2とリードを奪った。
第6局、この日3度目の登場となった上野四段は、もうキレキレだ。先手番から永瀬九段と一手損角換わりの将棋に挑むと、序盤から中盤にかけてはペースを握られ苦しい展開になるも、優勢になった永瀬九段が慎重になったと思われたところで逆襲。一時はABEMAの「SHOGI AI」でも上野四段の勝率が20%を切るまで追い詰められたが、ぎりぎりのところから踏ん張り逆転、189手で勝利し、優勝に王手をかけた。
弟弟子が2勝ずつあげ、優勝へのお膳立ては完璧。第7局、稲葉八段は増田八段と対戦すると、後手番から横歩取りに誘導。序中盤は先手・増田八段のペースも、しっかり受けてから攻めのターンになった稲葉八段の攻めが刺さり、あっという間に72手の快勝。強豪チームを退け、ついに2度目の優勝を果たした。