シャッターアイランド、サスペンスの見本のようなオチですが、楽しめます。

良かったですよ。ドキドキしながら見ることができました。最初の頃に犯人というかオチというかは、気づいたんですけど、それでも楽しむことができました。最後は謎解きよりも、主人公に同情してしまった映画です。

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あらすじ(ネタバレあり)

舞台は1954年。連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)と相棒チャック(マーク・ラファロ)は、精神病院(犯罪者収容施設)アッシュクリフのある“シャッター・アイランド”へ、女性患者が密室から失踪した事件の捜査に来る。島は嵐で孤立し、病院側の態度もどこか不穏。テディは「ここで違法な人体実験(ロボトミー)が行われている」と疑い、施設の“灯台”に真相があると確信する。

だが終盤、灯台で明かされるのは逆の真相。
テディは保安官ではなく、病院の長期入院患者アンドリュー・レディスで、トラウマから“テディ”という人格を作り上げて現実逃避していた。病院側(ドクター・コーリーら)は彼をロボトミーにせず救うため、大がかりなロールプレイ治療として「捜査」を演出していた。

アンドリューの現実は重い。妻ドロレスが子どもたちを溺死させ、アンドリューが妻を射殺してしまった罪悪感が全ての核。いったん真実を受け入れたように見えるが、翌日また“テディ”に戻ったような言動をとり、最終的にロボトミー(=事実上の死)へ向かう。ラストの「怪物として生きるのと、善人として死ぬのと、どっちがマシだ?」という台詞が、**本当は理解した上で“死を選んだ”**解釈を強く匂わせて終わる。


世間一般の反応

ざっくり「評価は割れるが、観客人気は強い」タイプ。

  • Rotten Tomatoesでは 批評家 69% / 観客 77%。批評家総評は「スコセッシ最高傑作ではないが、ジャンル映画としてやり切っている」寄り。

  • Metacriticは Metascore 63(概ね好意的〜賛否混在)で、ユーザー評価は高め。

  • 「結末の解釈(本当に戻ったのか/分かった上で選んだのか)」が議論になり続ける作品、という扱いが多い。


私の評価(率直)

好き。だけど、気持ちよく終わる映画ではない。

良い点:

  • “陰謀スリラー”の皮をかぶって、最後に罪悪感と自己処罰に着地するのがえげつない。

  • 結末が「正解1つ」じゃなく、最後の一言で観客に責任を押し付けるのが上手い。

好みが分かれる点:

  • 途中までの“陰謀の気配”が強い分、オチを「既視感(あの系統)」と感じる人もいるのは分かる。


この映画が好きな人におすすめの映画

「現実がひっくり返る系」「心理サスペンス」「後味が残る」寄せで。

  1. 『シックス・センス』:種明かしの快感と、観終わった後の見え方が変わる系。

  2. 『ファイト・クラブ』:自我と現実の分裂、回収の仕方が近い。

  3. 『アイデンティティ』:閉鎖環境ד正体”の回収が強い。

  4. 『ジェイコブス・ラダー』:トラウマと現実の揺らぎを悪夢で殴ってくる(後味寄り)。

  5. 『ゲット・アウト』:日常の皮を剥いだ先の構造ホラー(オチの賛否含め相性良)。

  6. 『アス(US)』:二重構造の不気味さ・寓話性で刺さる人が多い。

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