US(アス)、何か日本映画っぽい不気味な怖さ。もう、ホラーは無理だなと思いました。最後の終わり方は良かったんですけど、その前のバレエが意味不明なだけでなく、不要だったと思います。

歳とったら、ホラーは無理。ほんわかしたのを見ておけ、と痛感しました。

途中から、なんだかわけのわからない殺し合いをしているのですが、バレエが意味不明でした。象徴的な何かなんでしょうが、全く理解できませんでした。

が、最後のオチは、ああ、してやられた、という感じの、小気味の良い終わり方でした。

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あらすじ(ネタバレあり)

幼い頃のアデレードは遊園地の鏡の迷路で自分そっくりの少女に出会い、強烈なトラウマを負う。時が経ち、大人になったアデレードは夫ゲイブ、子ども2人と海辺の別荘へ。そこで夜、家の前に赤い服の“不審者の家族”が現れる。彼らはなんと、自分たち一家のドッペルゲンガーだった。

侵入者たちは「テザード(Tethered)」と呼ばれる地下の存在で、地上の人間と“つながっている”が、地上の豊かさの影で地下に閉じ込められ、ウサギを食べながら生きてきた者たち。テザード側のリーダー“レッド”は、地上の人間への復讐と解放の象徴として、全米を横断する**「Hands Across America(手をつなぐ人間の鎖)」**を再現しようとする(地上の人間を殺し、テザードが地上に出て鎖を作る)。

クライマックスで、アデレードは地下へ降り、レッドと対決して勝利する……が、最後に真相が反転する。
実は幼少期に迷路で起きたのは「出会い」ではなく入れ替わりだった。本物の地上アデレードが地下へ連れ去られ、地下の少女(テザード側)が地上アデレードとして人生を奪った。つまり主人公アデレードこそ、元テザードだった。レッドの“言葉が話せる”“事情を語れる”違和感も、そのせいだった。


世間一般の反応(ざっくり)

反応は「大好評+モヤり」の二層です。

  • 批評家評価は高い:Rotten Tomatoes では批評家スコアが高水準で“Certified Fresh”。

  • 一方で観客側は割れやすい:設定の寓話性・説明不足感(「テザードの仕組み、どうなってんの?」)が気になる人も多く、批評家と観客の温度差が話題になったことがあります。

  • 「ゲット・アウトほどの“腑に落ちる快感”はないが、象徴のえぐさは上」という評価もよく見ます。


私の評価(率直)

好きです。
ただしこれは「謎が解けてスッキリ」じゃなくて、寓話の針で刺されて終わる映画

  • 良い:ドッペルゲンガーを“怪異”じゃなく、**社会の影(見ないことにしてきた下層)**として出すのが怖い。あとルピタ・ニョンゴの二役が強すぎる。

  • 好みが分かれる:世界設定は説明で整合を取るタイプじゃなく、象徴で殴るタイプ。理屈を詰めたい人ほどイラっとするのは分かる。


この映画が好きな人におすすめの映画

「社会批評×ホラー」「自分の“影”」「日常が壊れる」寄せで。

  1. 『ゲット・アウト』(同監督)
     “善意の顔をした支配”をホラーにする方向が同系統。

  2. 『パラサイト 半地下の家族』
     “地下/上”の構図、階層の怖さが刺さる。

  3. 『ブラック・スワン』
     自己分裂・二重化・同一性の崩壊が好きならハマりやすい。

  4. 『エネミー(Enemy)』
     ドッペルゲンガー系の不穏さを、象徴で引っ張るタイプ。

  5. 『ステップフォードの妻たち』
     「理想の生活の裏側」系の古典。

  6. 『ソーリー・トゥ・ボザー・ユー』
     社会風刺を“変化球”で殴ってくる(USの寓話性が好きな人向け)。

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