最初に襲われた黒人がなんなのかわからなかったけど、終わってみたら、そういうことなの、とスッキリしました。
あと、レビューを読んで気づいたのですが、鹿を轢いたとき来た警察に、免許を提示させなかったのも伏線だったのね、と思って深いなぁ、と思いました。
他にも、伏線が散りばめられていて、楽しんで脚本を作ってる感じがしました。
とにかく、彼女の実家の黒人の使用人の表情が不気味で、名演技でしたね。効果音も良かったですし。
まさかのオチ、ちょっと、科学的に納得感はないですが、面白かったです。

あらすじ(ネタバレあり)
黒人写真家クリスは、白人の恋人ローズの実家へ週末の挨拶に行く。父は脳外科医、母は精神科医で、一見リベラルに振る舞うが、家の黒人使用人たち(ジョージナ、ウォルター)がどこか“人格が抜けた”ように不自然。母ミッシーはクリスに催眠療法を仕掛け、スプーンとカップの音で彼を「サンケン・プレイス(沈み込む意識状態)」に落とし込む。
やがてクリスは、家族ぐるみで黒人を“器”として奪う計画があることに気づく。真相は、ローズの一家が白人富裕層向けに、黒人の身体へ意識を移す(脳外科+催眠を利用する)闇オペレーションをしていたこと。ローズは恋人役で獲物を連れてくる“勧誘役”だった。クリスは一族と対決し脱出を図り、最後は親友ロッドの救援で生還する(劇場公開版)。
世間一般の反応(スコア・論調)
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批評家評価は極めて高く、Rotten Tomatoesでは**批評家98%級の評価、Metacriticも85点(Universal Acclaim)**で「現代ホラーの傑作」「社会批評と娯楽の融合」が強く支持されています。
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いわゆる“日常に潜む差別”をホラー構造に落とし込んだ点、伏線の回収、テンポの良さが褒められがち。一方で、寓話性(メッセージ性)の強さゆえに「刺さり方が人によって違う」タイプでもあります。
(参考:あなたの konchan.net でも好意的に取り上げられてます)
私の評価(率直)
好きです。
この映画の強さは「モンスターは超自然じゃなくて、“善意の顔をした支配”」ってところ。ホラーとして怖いだけじゃなく、観終わった後に気分が悪い(=効く)作りが上手い。
ただし、寓話として割り切れない人には「設定が極端」に感じる可能性はあります。
この映画が好きな人におすすめの映画
「社会批評×スリラー/日常がじわっと崩れる/後味悪い系」で。
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『アス(US)』(同監督):二重構造・寓話性・不穏さの系譜がそのまま。
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『ノープ(NOPE)』(同監督):ジャンルは違うが、“観客の欲望”をえぐる方向性が近い。
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『ソーリー・トゥ・ボザー・ユー』:ブラックユーモアで資本主義と搾取を殴る(後半の変化球が好きなら刺さる)。
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『ステップフォードの妻たち』:郊外の“理想”が地獄、という系譜。
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『ローズマリーの赤ちゃん』:周囲の善意が全部罠、の古典。
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『ザ・スケルトン・キー』:オカルト寄りだが「気づいた時には詰み」感が近い。

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