古典的な作品は面白い。長い年月をかけて、生き残っている作品というのは何かしら価値があることの証明だと思いますね。
あら探しをしようと思えば、現実味がないとかいろいろあるでしょうが、ドキドキ、ハラハラするストーリーはテンポがあって、思わず引き込まれ、時間を忘れさせる映画です。
今、公開されている作品のうち、いくつが20年後にも観られるかというふうに考えるとその凄さがわかります。

あらすじ(ネタバレあり)
最高裁判事2人が同日に暗殺される事件が起き、法学生ダービー(ジュリア・ロバーツ)は動機を推理した“ペリカン文書”を書き上げる。彼女の仮説は、環境規制をめぐる巨大企業(石油・開発)と政権周辺の利害が絡み、判事暗殺で最高裁の判断をひっくり返す狙いがある、というもの。文書を読んだ恋人(教授)が爆殺され、ダービーは「自分の推理が核心を突いた」ことを悟って逃亡する。
一方、記者グレイ(デンゼル・ワシントン)は情報提供者と接触し、ダービーとも協力関係に。彼女はFBI幹部にも接触しようとするが、刺客カーメルが先回りして幹部になりすまし、ダービーを消そうとする。だがカーメルは広場で何者かに射殺される。
終盤、陰謀の中心にいる弁護士や政権中枢へと線がつながり、ダービーとグレイは大手紙に証拠を渡して記事化へ持ち込む(権力側は揉み消しに走るが、報道で風向きが変わる)。最終的にダービーは身を隠し、グレイとの関係も示唆されて終わる(作品によって解釈が分かれるポイント)。
世間一般の反応
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評価は「賛否混在」寄り。Rotten Tomatoesは批評家スコアが50%台、観客は60%台で「主演2人は良いが、長くて重い」という扱いになりがち。
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Metacriticも50点で「平均的〜賛否」評価。
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ただし興行的には大ヒットで、90年代の“政治×陰謀×記者”スリラーの代表格として語られます。
私の評価(率直)
「地味に強い」タイプ。派手な爆発より、権力が“正義っぽい顔”で潰しに来る怖さが売り。
一方で、現代のテンポ感に慣れていると 2時間21分が長いのは確か。気持ちよさより、じわじわ嫌な緊張を楽しむ映画です。
この映画が好きな人におすすめの映画
同じ系統(政治・司法・報道・陰謀・逃亡)の“刺さりやすい順”で。
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『大統領の陰謀』(All the President’s Men)
記者×権力の古典。派手さはないが筋肉。 -
『スリー・デイズ』(Three Days of the Condor)
「味方が誰か分からない」逃亡スリラーの教科書。 -
『ザ・ファーム/法律事務所』(The Firm)
巨大組織に絡め取られる“グリシャム系”の王道。 -
『マイケル・クレイトン』(Michael Clayton)
大企業・法務・隠蔽の空気が最高にイヤ(褒めてる)。 -
『スポットライト 世紀のスクープ』
陰謀というより「構造」を暴く報道映画。見応えは同系統。

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