- 2016/09/04
ボーダーライン、とっても後味の悪い映画。復讐が復讐を生んで、周囲の人間が死んでいく不条理しか残りませんでした。
決して、気分爽快ではないです。どんより、終わる感じ。 これを深いと感じるか、不快と感じるかは、もう見……
相貌失認という設定が、とても秀逸で、顔がわからない怖さと犯人がわからない怖さが相乗効果になっています。
身近な誰かが犯人、そして、よく出てくる男は3人しかいないので、この中の誰かだろうということが容易に予想がつき、それがまた、ドキドキしちゃいます。
最後は妥当なところに落ち着いた感じです。
ただ、そもそも、外国人の顔の区別があまりつけられない私としては、いったいこれは誰なのか、よくわからない局面が続いたのが、ちょっと辛かったです。
女性を殺してレイプし、泣く…。出没する連続殺人鬼は、“涙のジャック”と呼ばれた。
6件目の犯行が起こる。目撃者は、恋人と順風満帆な生活を送る小学校の女性教師、アンナ。アンナは“涙のジャック”に追いかけられ川に落ち一命を取り留めるも、確かに目撃していたはずの犯人の「顔」が思い出せない。橋から落ちた時のショックで<相貌失認:人の顔が判別できない症状>になってしまっていた。
アンナは必死に記憶を呼び起こそうとするも、捜査は一向に進まない。そして、7人目、8人目の被害者が出る。
人の顔がわからない唯一の目撃者―。この連続殺人を食い止めることはできるのか!?家族や恋人の顔さえわからなくなったアンナに忍び寄る“涙のジャック”の影・・・。そして、アンナの症状を知った“涙のジャック”が隣に…。“涙のジャック”の正体は…?