ゼロタウン、しみじみと平和っていいなと、今の自分の生活がいかに恵まれているかを感じる映画でした。

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現実はこんなにドラマチックでなく、ハートウォーミングでもないことは、よく理解しているつもりですが、憎みあっていても同じ人間なんだから、そこまで残酷なことはしないというふうにあって欲しいんですけどね。

イスラム国の捕虜殺害や上村遼太くん事件などもあるし、歴史を振り返っても人間の残虐さは筆舌に尽くしがたいものがあるので、より一層、こういう映画で少しホッとしたいのかもしれません。

見ていて、感情移入しやすい映画だと思いますし、最後には別々の人生を歩んでいくというのも、現実味が増してよかったです。

1982年にベイルートで撃ち落された戦闘機のパイロットと、敵対するパレスチナの難民の子供の逃走&友情劇。
最初は、お互いに不信感を募らせていたが、国境を脱出して目的地に向かうために協力し合うことが必要になり、やがて友情へと発展する。戦火のレバノンを横切り、パレスチナ解放軍の追っ手から逃げながら、互いに家と呼び合う場所に向かうが――。