- 2016/02/07
フローズン・グラウンド、実話に基づくおどろおどろしい話なんですが、映画としては臨場感が欠けている気がします。
実話というのが、まず衝撃的で、それだけで、インパクトがあります。 ただ、映画としては、殺人鬼がニコラ……
いつも言っている「カフカの変身」モデル。
設定がユニークでそれだけで話が面白いという、作者の創意工夫に敬意を表すべき映画のタイプです。
だって、いきなり棺桶の中で、登場人物が1人でしょ。
そのまま、ずっと棺桶の中で話が進み、それでも、飽きさせない。
そして、最後の結末がシュールすぎて、素敵。
映画みたいな結末なんて、そうはないですから。
ぜひ、見てください。
イラクで民間トラックドライバーとして働いていたポール、トラックが襲われ気がつくと木箱のなか・・・。
手元にはライター、懐中電灯、携帯電話があるのみ。電話で家族、警察、FBIに連絡するが埒があかない、テロリストからの電話は3時間後に$5Mを届けない限り命は無いといわれる。やっとの思いで国防省と連絡がとれ、救出の兆しが出てくるものの箱の裂け目からは砂が入り込んで来て砂時計状態。国防省の電話はすぐそこまで来ていると言う吉報、にもかかわらず砂がポールを埋めていく。