球団から残留のオファーがあったんだから、泣くほど残りたいなら、残ればいいのに。その権利はあるわけだしね。
素直に、球団には愛着があるけれども、スポーツ選手はいつまで働けるかわからないので、一番評価してくれるところで働きたい、で誰も文句言わないと思いますが。
というより、この選手って、そこまでファンに愛されている中心選手でしたっけ?
巨人が間違って獲らないことを祈っています。
権利行使を決意した山口は会見で「チームに愛着もあるし、みんなのおかげでこの成績もあります」と言うと、こらえ切れずに号泣。人目をはばからず、むせび泣くさまには周囲が困惑した。
それもそのはず、球団はすでに山口に残留オファーを出している。その金額や条件に満足できなかったが故のFA宣言。愛着だ何だと言いながら、結局はビジネス優先だ。
移籍会見で涙を流した選手は、過去にも少なくない。07年には新井(広島)が、11年には杉内(ソフトバンク)が同様に泣いてみせ、逆にファンの反感を買った。一方、海外FA権を行使して海を渡った02年松井(巨人)、07年黒田(広島)はファンに受け入れられた。
「松井や黒田は『残留してほしい』というファンの気持ちを理解した上で夢を選んだという苦渋の選択でしょう。でも、今回の山口などは単なるゼニや待遇の問題。同じ光景に見えても、受ける印象はまるで違います。今年は楽天の嶋や中日の大島、平田が『球団への愛着』を理由に残留した。それだけに山口の涙は移籍することへの言い訳や、自己正当化に見えてしまう。そもそもFA権は選手会が戦って勝ち取った権利。堂々と胸を張って『FA宣言します』と、なぜ言えないのか。やはり、日本もメジャー方式にするべきではないか。基本的に報道対応は代理人に任せ、所属球団が決まってから本人が会見をするという形です。これならば山口のような、お金の色をした涙を見ずに済みますから」
認められた権利を行使するだけのこと。メソメソするくらいなら残ればいいのではないか。