- 2019/11/29
仕事の説明書、とにかく第1章が秀逸。その後の分析ツールの説明はおまけみたいなもんです。
1章だけ読めば、それで十分。 iPhoneで読んだせいもあるけど、2章以降は惰性で見たって感じです。……
まず、声を大にして言いたいのは、ハッカーの描き方が気に入らなかったです。
あとは、話がついていけないぐらいでかすぎて、なんかふわふわした感じでした。
でも、ストーリーはどんでん返しもあって、結構、楽しめます。
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かつて世界一のハッカーと恐れられたスタンリー(ヒュー・ジャックマン)。今は隠遁生活を送っている彼のもとに、謎の美女ジンジャー(ハル・ベリー)が訪れる。彼女に連れられて、元エリート・スパイのガブリエル(ジョン・トラボルタ)に会ったスタンリーは、政府の闇資金95億ドルをコンピュータ回線を使って奪うという大胆な計画を明かされる。気乗りしないスタンリーだったが否応なくその計画に巻き込まれ、その先には驚くべき結末が…。
ジョエル・シルバー製作(『ダイ・ハード』、『マトリックス』)、ドミニク・セナ監督(『カリフォルニア』『60セカンズ』)によるこの映画は、まず冒頭で度肝を抜かれる。1.5秒の爆発シーンを30秒に引き伸ばし、その爆発を中心にカメラが大きな孤を描いていくというビジュアルが圧巻。『マトリックス』で使われた特殊効果をさらに進化させたその映像だけでも一見の価値がある。後半にはこれまた何とも豪快な「ヘリコプターによるバス宙吊り」という見せ場も用意されている。そしてそれらの映像的クライマックスに気をとられていると、いつしか観客はトリッキーなシナリオに錯乱させられている…という寸法だ。
ヒュー・ジャックマンとハル・ベリーという、今が旬の男優・女優が惜しげもなく(ほとんど意味もなく?)その裸体を披露するのも見どころ。この2人は『X-メン』にも出演しているが、彼らのセクシーな魅力はこちらの作品のほうが素直に出ているようだ。カリスマ的な犯罪者を演じるジョン・トラボルタも久々の当たり役。いかにもハリウッドらしい、ゴージャスでスリリングな作品に仕上がっている。(安川正吾)