シックス・デイ、さり気なく重いテーマで、アイデンティティーっていったい何と思いました。

シックス・デイ、さり気なく重いテーマで、アイデンティティーっていったい何と思いました。

ストーリー展開もテンポがあるし、テーマも安っぽくないので、良かったです。

最後のアクションはチープさは否めませんでしたが、自分が自分である証明ってあるのか、などと思っちゃいました。

それにしても、近い将来、クローン人間って作ることができるようになるだろうから、そのときは、何をもってオリジナルとするんだろうか、興味深いです。

オリジナルとクローンの紛争なんてやつが起きそうです。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005V2MZ/

人間のクローン化が可能となった2007年、人類はそれを阻止する6d 法を制定。しかし2010年、民間ヘリコプターのパイロット、アダムが帰宅すると、そこにもうひとりの自分がいた…。 

アーノルド・シュワルツェネッガー主演による、一見いつもながらのアクション大作ではあるのだが、ここ数年社会的リアリティを増してきているクローン問題を巧みに取り入れているのが妙技ではある。 

監督はアクションの中に社会問題を忍ばせることに長けた俊英ロジャー・スポティスウッド。編集マン出身の彼らしく、展開もすこぶるテンポよい。また未来社会を予測して作られたCGアイテムの数々も楽しめる。題名は「第6日目に、神は人間を造った」という旧約聖書から引用したものである。(的田也寸志)