オーソドックスなストーリーなんだけど、楽しんで見ることができました。
前半は、いったい誰が何のために、という謎解き、後半はいったいどういう結末にするんだろうという興味で、ひきつけられました。
それぞれの視点で、回顧しながら真実を明らかにするという手法も新鮮でした。
時間も短いし、手頃に楽しめる良い映画だと思います。
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ボクシングのタイトルマッチを観戦していた国防長官が何物かに狙撃。たまたま近くに居合わせていたぐうたら刑事リック(ニコラス・ケイジ)は、1万4千人の観客を足止めにしながら捜査を開始するのだが…。
『アンタッチャブル』などで知られるブライアン・デ・パルマ監督が手掛けたスタイリッシュ・サスペンス映画。冒頭13分間の長回し撮影など、サスペンスの巨匠ヒッチコック監督を敬愛する彼ならではの映像へのこだわりが随所に表れるのが楽しい。ドラマの方もひねりにひねりまくっており、劇場公開時は観終わって「?」となった観客も続出。とりあえずエンドクレジットが終わっても画面を凝視しておいた方が賢明だろう。音楽は坂本龍一が担当。(的田也寸志)