ファム・ファタール、大どんでん返しに見事にやられちゃいました。

ファム・ファタール、大どんでん返しに見事にやられちゃいました。

途中からちょっと飽き気味でしたが、まさかの展開に釘付け。

最初はエロ系サスペンスのザ・B級なんですけど、最後は「えっ、どうなっているの?」とオロオロしている間にたたみ込まれてしまいました。

2度美味しい感じ。

余談ですが、悪女のレベッカ・ローミンは、X-menの青いミュータントの役をやっていたとは驚きです。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0000C7P89

カンヌ映画祭で、1000万ドルの宝石を強奪したロールは、仲間を裏切って逃走。追われる身の彼女だったが、老夫婦にリリーという女性を間違えられて、危機一髪のところを助けられる。そして彼女はリリーになりすまし、追手から身を隠そうとするが…。

サスペンス映画界の奇才ブライアン・デ・パルマ本領発揮の1本。自分を通りすぎる人々すべてを利用して、欲望を満たそうとする悪女を描いた本作は、映像にデ・パルマらしい仕掛けがあり、ファンは何度も見たくなる仕組みになっている。ロールを演じるのはレベッカ・ローミン=ステイモス。悪女というには、いささか知性に欠けるが、ミステリアスな雰囲気は十分。脇をアントニオ・バンデラス、ピーター・コヨーテなどベテランがしっかりしめている。また音楽は同監督の『スネーク・アイズ』に続いて坂本龍一が担当しているのも興味深い。(斎藤 香)