サスペンスなら、最後に理由が腑に落ちないと、収まりがつきません。なぜ、青柳は陥れられたのか、それがわからないので、見終わっても、見終わった残りました。残尿感のような不快感が残る映画です。ストーリー展開はハラハラ、ドキドキで良かったのに残念です。
野党初の首相となった金田が、仙台市内で凱旋パレードを行うその日、数年ぶりに大学時代の友人・森田に呼び出された青柳は、森田から「お前、オズワルドにされるぞ」「逃げろ。とにかく逃げて、生きろ」という忠告を受ける。爆発音がしたかと思うと、警察官たちが、二人が乗っている停車中の車に駆け寄り躊躇なく発砲する。青柳は、反射的に地面を蹴り、仙台の街中へと走り出す……!