- 2022/09/19
台風が来るので、家でマグナムを飲みながら、映画ざんまい。子どもが大きくなったので、こういう休日も増えてきそう。
あと、もう少しだから、肝臓さん、頑張ってくださいね。 このワイン、結構、好みでした。そういえば、同じ……
でも、結構、面白い。
コメディだから、設定の現実離れなんて関係ないし、その割にはいい話の要素もあるし、
悪い意味でなく、暇つぶしに最適。
飲みながらどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000C98CVI
アクションスターのヴィン・ディーゼルが、コミカルな役に挑んだイ一作。この人には、もともとコメディアンの資質が備わっていることを、本作は証明している。米海軍特殊部隊のシェーン・ウルフが、要人である科学者の留守宅で、5人の子どもたちの面倒を看る任務を与えられる。軍隊仕込みのスパルタ教育を試みるシェーンに、子どもたちもそれぞれの方法で対抗。やがて両者は、固い絆で結ばれていくが、裏では科学者が隠すプログラムを巡り、危険な攻防も進行していく。
コメディから、ハートウォーミングドラマ、さらにスリリングなアクションまで、いくつもの要素を詰め込んだ展開だが、それらが違和感なくまとまっている。設定から察するとおり、物語の下敷きは『サウンド・オブ・ミュージック』で、明らかなパロディやオマージュも多数登場。無理なく笑いを誘うのは、子役からペットのカモまで名演技をみせているからだろう。全く接点のなかった者同士が絆を育む物語を作らせると、ハリウッドは本当に上手いと唸らせる好例。大作のようなインパクトがあるわけではないが、娯楽映画としては十分、合格点だ。(斉藤博昭)