確かに、投稿者は、酷い人間だとは思いますが、「金や反響目当てで、闘ってるようにしか見えませんでした」というのは、あくまでもその人の主観的な意見であって、そこまで悪質じゃない気がします。
執拗に投稿するとか、危害を加えることをほのめかすとか、それ相応のレベルに達して初めて警察は動くべきじゃないかと思います。そうじゃないと、ちょっと気に入らないことを言われたら、個人を特定されて、晒されて、みんなに叩かせるという一連の流れが定常化しそうです。
例えば、私は、一部のフェミニストたちは、女性の敵だと思っていて、そう発言して。
これで、特定されて、似非フェミニストのみんなにイジメられちゃうのかな。それって、もうSNSの存在意義がない気がします。
誤解のないように言っておくと、私は、この暴走事件については、飯塚幸三が実刑判決を受けて、喜んでいるぐらいなので、基本的に松永さんに同情的ですし、金や反響目当てだと思っていません。
そして、今回、警察に行くことも肯定的です。否定的なのは、このレベルで警察が組織として、公権力として捜査を開始するということです。
東京・池袋で2019年4月に起きた車の暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さん(35)がインターネット上の投稿で誹謗(ひぼう)中傷を受けたとして、警視庁が捜査を始めたことが15日、捜査関係者への取材でわかった。
遺族としての活動について「金や反響目当て」などと書かれており、同庁はこうした記述が侮辱容疑などにあたる可能性があるとして、サイトの管理者に協力を求めるなどし、投稿者を特定する方針だ。
松永さんによると、投稿があったのは今月11日午前11時過ぎ。松永さんのツイッター投稿に対し「金や反響目当てで、闘ってるようにしか見えませんでした」という返信があった。匿名アカウントからの投稿で、亡くなった妻子の実名を挙げて「そんな父親、喜ぶとでも??」とも記されていた。
松永さんが「警察へ相談に行く」と応じると、投稿はまもなく削除され、その後、同一人物とみられるアカウントから「松永様御一家 本当に申し訳ないです」という投稿があった。アカウントには「誹謗中傷に関わっているものです」との記載があり、両手を合わせた絵文字付きで「松永様本当にごめんなさい。許してください。お願いします」とも書かれていた。