- 2018/07/12
OKR、KPIとの違いを必死に調べたものの意味不明です。GoogleやFacebookが導入してるから凄いぜ、ってことかしら。
いやあ、わからないです。わからないですが、流行りものなんで、とりあえず、自分も取り入れてみることにし……
昇級者決定の一番で、ノータイムというのも、ありえないでしょ。
でも、あの解説の手の見える尋常じゃない速さは、早指しの才能だと思います。来年のAbemaトーナメントは、解説じゃなくて選手として出場したほうがいい気がします。フィッシャールールに最も合っている棋士じゃないかと思います。誰かドラフトで選んであげて。
大平武洋の早指し伝説で最も有名なのが、ZONEの解散コンサートに行くために持ち時間を1分も使わずに勝った話です。
大平はZONEの大ファンで、メンバーの中でもMAIKOさんの大ファンなんです。将棋の成績が不振だったときに「ZONEのMAIKOが芸能界を引退したら俺も棋士をやめる」と宣言するほどでした。当時、ZONEが解散することになって、大平は2~3日間、家から一歩も外に出られないぐらいのショックを受けたそうです。
そして、ZONEの解散コンサートには絶対に行こうと思っていたのに、解散コンサートの日に不運にも対局が組まれている。「これはもうベストを尽くすしかない」と迎えた対局当日。
対戦相手は児玉孝一七段(当時)
持ち時間5時間の竜王戦6組の昇級者決定戦の一回戦でした。戦型は相居飛車のよく見ない形になり、お互いほぼ居玉のまま開戦。この時の大平四段はZONEの解散コンサートに行きたい一心でノータイム指し。そして92手で大平四段の勝利となりました。
消費時間は大平0分、児玉27分
終局時刻は午前10時52分こうやって見ると児玉先生も気を使ったのか、あまり時間を使われていませんね。
コンサートに間に合ったのは児玉七段のおかげかもしれません。終局後はZONEのコンサートのことがあるので、もちろん感想戦はしなかったそうです。対局場の関西将棋会館(大阪)から大平先生は急いで空港に行き、午後1時の飛行機に乗って、東京へ。そして、午後6時30分からのZONEの解散コンサートに間に合うという偉業を成し遂げました。
この持ち時間を1分も使わずに勝ったのは伝説になっています。
ちなみにその後、全国各地で行われたZONEの解散コンサート全てに行った大平先生でした。
・・・それにしても、ZONEって、あまり記憶にないんですよね。