叡王戦のときよりも、大差で負けている印象です。
将棋・第73期王将戦七番勝負第3局2日目が28日、島根県大田(おおだ)市の「国民宿舎さんべ荘」で前日(27日)から指し継がれ、藤井聡太王将=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖と八冠=が挑戦者・菅井竜也八段を後手番の94手で破り、無傷の開幕3連勝を飾った。
2024年初のタイトル戦。王将V3と大山康晴十五世名人と並んでいた最多タイのタイトル戦19連覇を更新する新記録の20連覇に一気に王手をかけた。
先手・菅井が「向かい飛車」で挑んだ第3局は、封じ手前から藤井が優位に立ち、2日目は長考があったものの、形勢を損ねることなく、しっかり勝ち切った。
第4局は2月7、8日に東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指される。昨年の竜王戦(対伊藤匠七段)に続く4連勝防衛を目指すが、3日前の同4日に伊藤の挑戦を受ける第49期棋王戦五番勝負の開幕局(富山県魚津市)を控える。