- 2016/09/11
インサイドヘッド、想像以上に深い話。悲しみが重要なポジションであるというのが、大人にも受け入れられる理由でしょうか。
悲しみなどのネガティブな感情とどう付き合っていくのか、それがポイントですね。感情が複雑に入り組んでい……
もう60年以上前の映画なんだけど、最後まで飽きずに観ることができました。
ストーリーがしっかりしていて、その周辺にアクションやロマンスを散りばめているところはこの時代の作品としては秀逸。
最新の技術を駆使した映画よりも、はるかに臨場感のある映画でした。
これからは、古い映画を重点的に攻めてみようかと思います。
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第二次世界大戦後、廃墟になったウィーン。アメリカ人ホリーは親友ハリーに会いにウィーンを訪れ、間もなく親友の死を知る。しかし、親友の死体を運んだという3人の男のうち、2人はわかったがどうしてもあと1人がはっきりしない。親友の死に不審を抱いた彼は…。
ホリーの推理劇を通して、廃墟であったウィーンの暗黒の世界を浮き彫りにする。故・淀川長治に「映画美術の算数」と言わしめたミステリーに満ちた映画。また、映画のもつ芸術性と娯楽性が見事に融合した映画の教科書でもある。
特典として、淀川長治独特の語り口で解説した映像が挿入されている。『市民ケーン』のオーソン・ウェルズは、悪役ハリーを存在感のある名演技で表現している。アカデミー撮影賞、カンヌ映画祭グランプリを受賞した。(齋藤リエ)