主人公を応援しながら見る映画ですが、なんとなく結末まできてしまうので、あまり印象に残らないかもしれません。
最後にどんでん返しがあるともっと良かったと思います。
サスペンスって感じじゃないんですよね。
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北アフリカ・イエメンのアメリカ大使館が暴徒に包囲され、米海兵軍チルダース少佐(サミュエル・L・ジャクソン)が大使一家の救出にあたった。しかしその際、一般市民に83名の死者を出したことから、彼は軍事裁判にかけられてしまう。チルダースの弁護を担当するのは、かつてのヴェトナム戦争時代の戦友ホッジス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)。しかし裁判は彼に不利な証拠しか集まらず…。
1970年代に一世を風靡(ふうび)した社会派名匠ウィリアム・フリードキン監督が、久々に本領を発揮した軍事裁判ドラマの佳作。男同士の友情と緊迫感あふれる事件の詳細の行方を並行させながら、戦争における「殺人」の意義を観客に問いかけていくという視点ががぜん優れている。(的田也寸志)