最近、がっかりする映画が続いていたのですが、これは面白かったです。単純な法廷モノだったら、ここまで面白くなかったと思います。真犯人はわかっているように思わせながら、もしかしたら、が続いて飽きさせませんでした。私は好きな映画です。

あらすじ(ネタバレあり)
敏腕弁護士クレアは、夫トムと幸せに暮らしていたが、突然トムがFBIに逮捕される。罪状は、1988年のエルサルバドルでの民間人9人殺害(戦争犯罪)。さらに夫の本名が別にあり、過去を偽って生きていたことも発覚する。
クレアは軍法会議に詳しい元軍人弁護士チャーリー(モーガン・フリーマン)と組み、夫は「現場にいたが、殺したのは別の人物で上官が隠蔽している」と主張して無罪を狙う。軍内部の“都合の悪い真実”と証言者の扱い、証拠の作られ方に切り込む法廷スリラーとして進む。
ただし終盤、作品は“夫は被害者か?”から一段ひねり、夫の正体と軍の隠蔽の構造が別の角度で浮き彫りになる。クレアは「夫を救う」ために戦っていたはずが、最後は「夫が何者なのか」を直視させられるオチで、後味はかなりイヤな方向に着地する。
世間一般の反応(評価の傾向)
評価ははっきり「賛否混在」寄りです。
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Rotten Tomatoes:批評家スコア 31%(辛口)。ただし評としては「主演2人(ジャッド&フリーマン)が予測可能な話を見られるものにしている」系。
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Metacritic:48/100(mixed or average)。
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CinemaScore(劇場出口調査):**B+**と、観客の体感はそこまで悪くない。
要するに「脚本はツッコミどころあるけど、役者の安定感で最後まで見られる」タイプです。
私の評価(率直)
“法廷劇としての快感”より、“怖い後味”に寄った作品だと思います。
前半は軍法会議×陰謀で普通に面白いのに、終盤のひねりで「え、そこまでやる?」に振り切ってくる。ここを“サービス”と取るか、“反則”と取るかで評価が割れるのは納得です。
ただ、モーガン・フリーマンが出てるだけで謎に安心するのは、ズルい(褒めてる)。
この映画が好きな人におすすめの映画
「法廷×逆転」「権力・組織の隠蔽」「最後に嫌な真相」寄せで。
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『真実の行方(Primal Fear)』(法廷×どんでん返し)
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『ア・フュー・グッド・メン』(軍×法廷×組織の論理)
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『陪審員(Runaway Jury)』(法廷×裏で動く権力)
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『告発(The Accused)』(法と世論の圧)
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『ペリカン文書』(権力×陰謀×追跡スリラー)

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