わけあって、もう1度、自分探し。ストレングスファインダーの結果を振り返ってみました。

わけあって、もう1度、自分探し。ストレングスファインダーの結果を振り返ってみました。

自分の特徴は、「最上志向、戦略性、指令性、未来志向、そして、着想」。

 

■最上志向

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能――これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。このように、この自然に長所を見分ける力は、他の人から人を区別していると見られるかもしれません。あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく、実りも多いのです。そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

(1)強みについて話し合うべし
【最上志向】を強みとする人は、何はなくとも自分自身や他人の「もっとも優れた部分」に着目します。
そういった話題は、【最上志向】の最大の関心分野といえます。
この人の「強み」について、それを会社の利益につなげるためにはどの部署でどういった業務にあたればよいのかをとことん話し合うことです。
自らの強みを最大限に活かすための実用的な提案を次々に出してくれることでしょう。
それらを元に、現在の担当での業務やキャリアを通じて携わる業務を決定することで、【最上志向】を強みとする人のモチベーションは高められ、会社に高い利益をもたらします。
(2)強みが活かせるようなキャリアパスを用意すること
【最上志向】を強みとする人にとって、「自らの強みが仕事の中で活かせること」が第一であって、報酬は二の次です。
収入が大幅に増えたとしても、業務の中で強みが活かされないのであれば、そのような職務を選択することはほぼ100%無いといってもよいでしょう。
この人の強みに応じたキャリアパスを用意しましょう。
また、いくら報酬は二の次とはいっても、キャリアパスのそれぞれの段階に応じただけの報酬は与えるようにしましょう。
これらの要素がそろったとき【最上志向】を強みとする人は、職務の中で成長をしつづけ、会社にも最大限の貢献を与えてくれるようになります。
(3)優れた業績を評価させる仕事につかせよ
【最上志向】を強みとする人は、各職務における「優秀さ」というものがどのように表現されるものなのかを本能的に知っています。
企業内における優れた業績を調査し、それに応じた報酬を与える際には、この人をプロジェクトチームの中心に据えるのがよいでしょう。
各年度における従業員のボーナス査定のためのプログラム作りなどについても、この人の最も得意とするところです。

 

■戦略性

戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。これは学習できるスキルではありません。これは特異な考え方であり、物事に対する特殊な見方です。他の人には単に複雑さとしか見えない時でも、あなたにはこの資質によってパターンが見えます。これらを意識して、あなたはあらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像し、常に「こうなったらどうなる? では、こうなったらどうなる?」と自問します。このような繰り返しによって、先を読むことができるのです。そして、あなたは起こる可能性のある障害の危険性を正確に予測することができます。それぞれの道筋の先にある状況が解かることで、あなたは道筋を選び始めます。行き止まりの道をあなたは切り捨てます。まともに抵抗を受ける道を排除します。混乱に巻き込まれる道を捨て去ります。そして、選ばれた道――すなわちあなたの戦略――にたどり着くまで、あなたは選択と切り捨てを繰り返します。そしてこの戦略を武器として先へ進みます。これが、あなたの戦略性という資質の役割です:問いかけ、選抜し、行動するのです。

ストレングスファインダーのテストで明らかになるの強みのうち【戦略性】という強みを持った周囲の人々を率いて高い成果を出すための具体的手法についてまとめます。
また、それを自分自身にも応用することでより高い成果を出すことも可能になるでしょう。
(1)チームの最先端に配置せよ
【戦略性】を強みとする人は、その能力によって今後起こりそうな問題を予測し、未然の状態で解決することができます。
【戦略性】を強みとする人には、チームの中で携わっているプロジェクトについてあらゆる可能性を探る役割を与えると良いでしょう。さまざまな可能性を効力した上で、チームがとるべき最良の対策を考案してくれます。
(2)その強みをさらに高めさせよ
【戦略性】という強みを高めるための講座は世間に溢れています。
たとえば、新たな戦略を練るための講座や、将来を予測する力を養うための講座、最良の対策を検討するための講座などがあります。
【戦略性】という強みをさらに向上させ、会社に貢献できる人材にするためにこれらの講座へ積極的に参加させるのが良いでしょう。
講座のたびに新たな考えを得て成長し、さらによい戦略家へと成長してくれます。
(3)アウトプットを促せ
【戦略性】を強みとする人は、自分の考えを伝わりやすい「ことば」として表現する能力にも長けていることが多いです。
それらの考えをチームメンバーの前で話をさせたり、社内報やホームページにて何らかの記事を書かせたりすることは、【戦略性】を強みとする人の思考力をさらに高めることにつながります。

 

■指令性

指令性という資質によって、あなたは主導権を握ります。他の人と違い、あなたは自分の考えを他人に押しつけることを苦痛とは感じません。それどころか、ひとたび考えが固まると、あなたはそれを他の人に伝えずにはいられません。ひとたび目標が定まると、あなたは他の人をそれに同調させるまで安心できません。あなたは対決に怯えることはありません。むしろ、対決は解決策を見つけるための第一歩であることを知っています。他の人は不愉快な状況に立ち向かうことを避けようとするかもしれません。ところが、「事実」や「真実」がどれだけ不愉快なことであろうとも、それを示さなければならないと感じます。あなたは、課題が人々の間で明確に理解されていることを求めます。従って、あなたは人に、偏った考えを持たず正直であることを要求します。あなたは彼らにリスクに挑戦することを迫ります。彼らを怖がらせることすらあるかもしれません。これを嫌ってあなたのことを頑固と呼ぶ人もいるかもしれませんが、一方で、進んであなたに主導権を握らせることもしばしばあります。人々は、立場をはっきりと示し、周りの人にもある特定の方向に向けて行動するように求める人に魅力を感じます。だから、人々はあなたに惹きつけられるでしょう。あなたには強い存在感があります。あなたは指令性を備えた人です。

(1)決定権を与えよ
【指令性】を強みとする人は、自分でいろいろなことを決めて物事を進めることを好み、逆に細かい指示を受けることを嫌います。
可能な限り多くの裁量権を与えることで、【指令性】を強みとする人の生産性を高めることができます。
(2)断固とした態度で付き合え
【指令性】を強みとする人と話し合いの場を持つ際には「あいまいさ」はご法度です。
相手の行動に非がある場合には、それを明確に指摘し必要であれば即刻改善することを求めましょう。
また、もし自分のほうに非がある場合にはそれを認めることです。
そうすることで【指令性】を強みとする人の生産性は常に一定のレベルに保たれます。
(3)独断性を慎重に見極めよ
【指令性】を強みとする人はときに周囲の人に対して威圧的な態度をとって物事を推し進めようとするかもしれません。
そんなときにはその「独断性」によって生じる「生産性(プラスの面)」と「周囲との不和や反感(マイナスの面)」を冷静に判断しましょう。
独断的で威圧的な態度がときに高い生産性を生むこともあります。ときには、独断的で威圧的な態度を改めるように指摘するよりも周囲の人にそれによって生じる生産性を理解してもらうほうが良い場合もあるのです。
しかしながら、その独断性によって環境が険悪なものとなってしまっていたり、周囲が攻撃性を感じるレベルにまでなってしまっている場合には、断固たる態度で適切な処置をとるようにしましょう。

 

■未来志向

「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めて見つめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまで見えます。この細かく描かれた情景は、あなたを明日という未来に引き寄せ続けます。この情景の具体的な内容――より品質の高い製品、より優れたチーム、より良い生活、あるいはより良い世界――は、あなたの他の資質や興味によって決まりますが、それはいつでもあなたを鼓舞するでしょう。あなたは、未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家です。現在があまりにも失望感をもたらし、周囲の人々があまりにも現実的であることが分かった時、あなたは未来のビジョンをたちまち目の前に呼び起こします。それがあなたにエネルギーを与えてくれます。それは、他の人にもエネルギーを与えます。事実、あなたが未来のビジョンを目に浮かぶように話すのを、人々はいつでも期待します。彼らは自分たちの視野を広げ、精神を高揚させることができる絵を求めています。あなたは彼らのためにその絵を描くことができます。描いてあげなさい。言葉を慎重に選びなさい。できる限りその絵を生き生きと描きなさい。人々はあなたが持ちこんで来る希望につかまりたくなるでしょう。

(1)将来に向けた製品やサービスに関する仕事に携わらせよ
【未来志向】を強みとする人が持つ「未来」や「将来」に対する知見は実際の未来とかなり相関が高いものになることが多いです。
そんな能力を生かすために、【未来志向】を強みとする人には将来必要になると思われるサービスや製品に関わる仕事を与えましょう。
また、それらに関するアイデアをまとめた際にはそれについて会議などで述べられる機会を与えるようにすると良いでしょう。
(2)会社の将来について意見を仰げ
半年くらいの周期を目安として、「数年先に自身の会社がどのようになっているのか」というテーマについてこの人の意見を仰ぎましょう。
個人的な面談よりは他にも多くのひとが集まる会議の場などが良いでしょう。
これにより、【未来志向】の強みはさらに鍛えられ、会社にとってより有益な人材へと成長してくれるはずです。
(3)軌道修正の役割を与えよ
【未来志向】の人が描く未来には具体性があり、その将来像を周囲の人も容易に受け入れられる場合が多いです。
もし、会社のなんらかの計画に軌道修正が必要になり、それを社員にも説明する必要が生じた場合には、【未来志向】を強みとする人の力を借りてプレゼンテーションを行ってもらったり、社内報やホームページにて周知してもらうなどすべきです。
【未来志向】を強みとする人が描く明確な将来像によって、それを聴いた人の不安は取り除かれ、将来への希望を共有することができます。

 

■着想

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。

(1)イノベーションを生み出す部署に配置せよ
【着想】を強みとする人は高い「独創的発想力」を持っています。
そのような能力が活かせない「ルーチンワークが多い部署」や「既存の手法に固執することをよしとする部署」などに配置してしまうと、その強みをまったく活かすことができません。
可能な限り、「独創的発想力」が評価の対象となる部署に配置してあげるべきです。
(2)もっとも大切な顧客と共有できるアイデアを生み出すよう促せ
企業のほうから革新的なアイデアを提示されると、顧客が定着してくれやすくなることが知られています。
【着想】を強みとする人には、大切なお客様に対して役に立つアイデアを考えるように促すと良いでしょう。
それらによって、大切にしたいお客様と企業とのつながりを強めることができます。
(3)一貫性のある説明を心がけよ
【着想】を強みとする人は「物事の一貫性」を大事にします。
そのため、【着想】を強みとする人に対してなんらかの決定を伝える場合には、その決定にいたる元になった理念や概念などを含む論理構造をつぶさに説明してあげることが重要になります。
また、例外的な決定に関しては必ず「これは例外的である」「これは実験的な試みである」などといった説明を必ず加えるようにすべきです。
そうしないと【着想】を強みとする人は「企業がおかしな状態に陥ってのでは?」と心配してしまいます。

 http://sf1.strengthsfinder.com/ja-jp/homepage.aspx