- 2020/06/13
僕だけがいない街、超おもしろい。もう引き込まれて、一気に見ちゃいました。
最初の導入部分が秀逸です。 過去に戻ることができるのね、と思ったら、いきなりお母さんが殺される、急激……
タイトル先行の本、キャッチコピーの勝利ですが、中身もなかなかです。
私自身もなんちゃってコンサルとしてしばらく働いていたことがあるので、言っていることはすごく理解できます。かつ、今はとある事業を軌道に乗せることに四苦八苦している状況で、この局面でわけのわからないフレームワークを持ち込まれたらかなわないなぁ、と正直思います。
キレイに整理されることと、事業で成功することは全く違うものだということを理解していない人が多すぎるんでしょうか。というより、そうじゃないと経営層や出資者のGOサインが出ないというのが理由なのかもしれません。
読み終わって心に残ったのは、以下の3つです。
本書は、その著者が自ら「自分たちがコンサルタントとしてクライアントに勧めてきたことは、あれもこれも間違っていた」と懺悔した前代未聞の書である。「この30年、多くの企業に入り込み、『目標による管理』だの『競争戦略』だのとお題目を唱えて回ったすべての経営コンサルタントを代表してお詫びします」と告白したのだ。
著者は自らが経営コンサルタントとしてクライアントに勧めてきたさまざまなメソッドについて、その経緯と理論を振り返りながら、コンサルティングを受けた企業の顛末を詳細に語る。「戦略計画」「最適化プロセス」「業績管理システム」など、コンサルがどういう発想で改革を持ち込み、それが企業にどんな影響を与えているかを具体的に理解できるのも面白いところだ。現代の経営手法を根幹からひっくり返すような「告白」を満載した本書、コンサル業界だけでなく、いまのビジネス潮流そのものに一石を投じる一冊と言えるだろう。