元上司から勧められた本、ユニークな本だなと思ったものの、読み続けることはできずに断念。

元上司から勧められた本、ユニークな本だなと思ったものの、読み続けることはできずに断念。

論語、嫌いじゃないんですけどね。

冒頭のほうだけしか読んでいないけど、孔子の考え方とか、天命とかの雰囲気はつかむことができました。

孔子は一生こつこつと地上を歩きながら、天の言葉を語るようになった人である。天の言葉は語ったが、彼には神秘もなければ、奇跡もなかった。いわば、地の声を以って天の言葉を語った人なのである。彼の門人たちも、彼にならって天の言葉を語ろうとした。しかし彼らの多くは結局、地の言葉しか語ることができなかった。そこに彼らの弱さがある。そしてこの弱さは、人間が共通にもつ弱さである。こうした『論語』のなかの言葉を、読過の際の感激にまかせて、それぞれに小さな物語に仕立ててみたいというのが本書の意図である。衝撃的な名作『次郎物語』の著者が贈る、永遠に読み継がれる1冊。