桐生選手の9秒台、素晴らしいですね。記録を出したのがハーフの選手じゃないことに驚きです。

100mの選手の層が厚くなっているので、切磋琢磨して記録が伸びるかもしれません。期待大です。

日本選手の最初の電気計時日本記録は、68年の飯島秀雄の10秒34だった。30年近い年月をかけ、朝原宣治が97年に初の10秒0台となる10秒08をマーク。翌年、伊東浩司が10秒00を出した。その後、朝原は10秒02、03年世界選手権200メートル3位の末続慎吾が10秒03で走ったが、9秒台に到達できなかった。

今年現役を引退したウサイン・ボルト(ジャマイカ)の世界記録9秒58にはまだ遠いが、9秒台は、一流の証明であることに変わりはない。五輪および2年に一度開催される世界選手権の男子100メートルにおいて、準決勝で9秒台で走って決勝へ進めなかった選手は、過去に一人もいない。

日本選手が3年後の東京五輪で決勝に進めば、五輪・世界選手権を通しても1932年ロサンゼルス五輪6位の吉岡隆徳以来、実に88年ぶりとなる。桐生に次いで、山県亮太(セイコー)、サニブラウン・ハキーム(東京陸協)、多田修平(関西学院大)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)ら10秒0台の有力選手が競い合う日本の男子短距離陣。夢は大きく膨らむ。