EXTREME TEAMS、その通りなんだと思うけど、果たして、それが幸せなのかは微妙なところです。

EXTREME TEAMS、その通りなんだと思うけど、果たして、それが幸せなのかは微妙なところです。

普通のチームとエクストリームなチームの比較です。

  • 仕事のことを、プロとして「こなすべき作業」と見ている → 仕事のことを、「天職」と見ている、仕事に執着する
  • チームメンバー個々人のキャリアや業務能力を重視する → メンバーが文化にフィットすること、チーム全体で結果を出せることを重視する
  • 一度に多くの優先事項を追いかける。多くやれば成果が出ると考える → 少数で必須の優先事項を追求する。集中する領域が少ないほうが成果が出ると考える
  • 効率的で先の予測が立つ文化の創出に努める → ハードかつソフトな文化の創出に努める
  • チームメンバー同士の調和を大事にする、衝突や気まずい状況になることは、できるだけ避ける → チームメンバー同士の衝突を大事にする、気まずい状況になることのメリットを理解している

うーん、これは簡単に言うと、チームに、もしくは、仕事にオールインする人材を集めろ、と同じことのような気がします。ビジネス以上、カルト未満という表現がぴったりです。

確かに、成果の出るエクストリームなチームでしょう。でも、そこに入るのが果たして幸せなのかどうかは、わかりません。私個人としては、全く、そこに入りたくないです。エクストリームじゃなくていいです。

とはいえ、会社単位ではなく、現場のチーム単位ぐらいだと、うまく応用できる気もしました。

 

時代は変わった。チームも変わらなければならない。チームワークやチーム構築に対する時代遅れの認識は捨てるべきなのだ。

現代の試練と巧みに向き合っていくために、いったいどんなチームを作っていく必要があるのだろう?

〈本書の主な内容〉

・アリババが最高の人材ではなく、「ふさわしい人材」の採用にこだわる理由
・ホールフーズ新入社員の運命が同僚によって決まる理由
・エアビーアンドビーでは、社員が取り組むプロジェクトを自分で選んでよいことになっている。その利点とは?
・パタゴニアの社員が、業務時間と休暇をほぼ全面的に自己管理している様子
・ピクサーが過去の成功の反復を避けるためにしていること
・ネットフリックスが、平均的な業績の社員に惜しみなく解雇手当を出す理由
・ザッポスから解雇される予想外の理由

本書は、現代でもっとも華やかな成功を収める企業の例を含め、多数のサクセスストーリーを紹介しながら、チームのあり方を新たな視点で考えさせてくれる。さらにチームの意欲とパフォーマンスを新たなレベルへ引き上げる実用的な提案も数多く盛り込んでいる。

チームワークの一般的なアプローチの一歩先へと踏み出し、真に優れたチームを築いていきたい読者にとって必読の一冊!

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