人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている、社会人になる前に一度、読んでおいたほうがいいと思います。

無料公開分までは、読んでいたのですが、その続きです。

この2割の差はなんだ。私が認めたくないと思っていることなのか、それとも、筆者が意図的に誘導しようと思っている、所謂、盛っているところなのか、...

もう一度、最初から読んでみて、目からウロコというより、ああ、やっぱりそうだよね、という、薄々思っていたことを、言語化してくれた、という感じです。ちょっと盛っているところはありますが。

特に共感できたのは、「成功したのは実力じゃなくて運」ということと、「最初の成功を得るために、小さいチャレンジを数多くすることが成功への近道」ということです。

錯覚資産については、概念としては面白いけど、なんとなく、これって、実力の一部じゃないの、という気持ちになりました。

脳の特徴から、認知バイアスをまとめてくれたのは、良かったです。

脳は過剰に「一貫性」を求める、過剰に「原因」を求める、過剰に「結論」を急ぐ、という性質があり、これらが認知バイアスを生み出している、ってことは、すごく納得できました。

そして、これらの特徴は人間が生存競争を勝つために獲得してきた能力なので、そう簡単には修正できない性質です。なので、脳の特徴から逃れるのではなく、その特徴を受け入れて、どう行動するかを考えるというのは、まさに、その通りだと思います。

これらの脳の過剰性がもたらすものとして、あげられている認知バイアスも勉強になります。

  • ハロー効果(halo effect)…社会心理学の用語で、ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと。後光効果、ハローエラーともいう。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。ハロー効果は、良い印象から肯定的な方向にも、悪い印象から否定的な方向にも働く。
  • 少数の法則…統計的には、ぜんぜん有意といえないようなごく少数のサンプル数のデータから、そのデータが示す法則性が真実だと思い込んでしまうこと。
  • 運を実力だと錯覚する
  • 後知恵バイアス(Hindsight bias)…物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向。後知恵バイアスは、政治・ゲーム・医療など様々な状況で見られる。後知恵バイアスに関する心理学実験では、事象の予測が当たった場合に被験者は発生前よりも予測が強かったと記憶する傾向があることが分かっている。事象の後に記録された予言は、後知恵バイアスの例である。このバイアスの原因を可能性ヒューリスティックで説明する場合もある。すなわち、人間の心の中では、実際に起きた事象は起きなかった可能性よりも顕著である。「起こりえたかもしれない別の事象」を検討することで、このバイアスの効果を低減させられることが知られている。
  • 利用可能性ヒューリスティック…「取り出しやすい」記憶情報を、優先的に頼って判断してしまうこと。 記憶に残っているものほど、頻度や確立を高く見積もる傾向。 探せる記憶だけが事実になること。 自分の記憶から簡単に呼び出すことができる情報により、バイアスがかかってしまうこと。
  • デフォルト値バイアス…取りうる選択肢の中で、過剰にデフォルト値を選んでしまう傾向。デフォルト値を選ぶのが損な場合にまで、デフォルト値を選んでしまう。
  • 認知的不協和の理論…自分の中で矛盾や葛藤があるとき、無意識のうちに、その矛盾を解消しようとする傾向。現実を変えられる場合は健全だが、それが困難な場合、無意識は、認識や記憶の書きかえにより矛盾を解消する。
  • 感情ヒューリスティック…好きなものはメリットだらけでリスクがほとんどなく、嫌いなものにはメリットがほとんどなくリスクだらけだと思い込むこと。
  • 置き換え…答えるのが難しい質問を突き付けられると、無意識のうちにそれを簡単な質問に置き換え、簡単な質問の答えを、元の難しい質問の答えだと思い込むこと。
  • 貫して偏ったストーリーを真実だと思い込む…すべての情報を与えられるより、一貫して偏った情報だけを与えられたほうが、魅力的で説得力があり正しいと感じること。

伝説的なブログ『分裂勘違い君劇場』を中心に、何百万人もの感情を揺さぶり続けたモンスター・ブロガーがついにデビュー!

実力を磨くよりも、はるかに人生を好転させる「錯覚資産」とは何か?

誰もが一度は思う「なんであんな奴が評価されるんだ! ?」の謎を解き、「誰にでも使えるズルい武器」として解説する異色作。

本書を読み終えた後には、誰もが人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているというタイトルに納得しながらも、そうした世界でどう生きるべきかを考え込んでしまうはずだ。

◆「興奮」と「目からウロコ」の声多数!

◇控えめに言って人生を変えうる悪魔の書なのでみんな読んだほうがいい
◇こんなに実用的な心理学の本は初めてだ!
◇恐らく世界で初めての、実際の生活に応用できる行動経済学の本
◇「うわぁ」と声が出るぐらい面白かった
◇何度も読みかえすスルメ本になるだろう
◇控えめに言ってやばすぎ。読むだけで人生変わる本ってそうないけど、久々にきた
◇この本を今の歳で読めたことは、ものすごい幸運だった
◇“運”って、運用できるんだ! やらなきゃ!
◇本当に気持ちよく仕事をする方法が書かれた本だ
◇「錯覚資産」という概念はすごく面白くて、個人的には「悪いファスト&スロー」だと思ってます