- 2022/05/13
コロナ担当大臣の西村康稔の本、コロナとの死闘の評価の低さが笑える。97%が★1つというのは前代未聞です。
笑える。本当に笑える。 出版社は、なんで、こんな本を出したんだろう。こうなることはわかっていて、やっ……
コロナに限らず、ものの考え方には幅があるので、自分と違うからといって、責めるのはどうなのかな、と思います。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71660
ネット上では、すでにこの方針に対する疑義もいくつか提出されている。それらの主張にも一定の合理性があるように思えるし、比較的早い段階で外出禁止令を発令するなどして短期的な流行の抑え込みを目標に動いている国もあるようである。
しかし、それでもなお、短期的に感染者数を0にすることを過剰に強調するアプローチにデメリットがあることには留意する必要がある。感染者数を0にすることに皆が心血を注げば注ぐほど、感染を隠ぺいすることへのインセンティブが増大するからである。
特に、地域によって流行状況に違いがある場合、「うちの自治体はとなりの自治体よりも流行を抑え込めている」などとそれぞれの首長が誇りはじめると、現場がトップに忖度して感染者の隠ぺいが起き、気がついたときには、今と同じかそれ以上の流行になっているということが起こりかねない。
これは、いま現在というよりも、感染者数が減少してきたときにこそ起こりうるのだが、そうなってしまえば元の木阿弥である。この意味で、この感染症と対峙する際には、短期での抑え込みを目指すことで流行が長期化し、流行の長期化を覚悟することで結果的に流行の収束が早まる可能性が増すというジレンマが存在することを理解しておく必要がある。