- 2018/02/20
長女の教科書に載っていた山崎正和の水の東西。全く頭に入ってこない内容で辛かったです。
長女にこれどう思うって言われ、読んだけれどもつまらないの一言。コメントのしようがなかったです。 仕方……
父と娘の心のつながり、思い出作り、みたいなテーマなんですが、事件も起こらず、淡々と進んでいく映画です。
普通なら、このテンポの遅さに、飽きてしまうのですが、この映画は、逆に、引き込まれていきました。
子どもを持つ親にとっては、永遠のテーマで、心に刺さるのかもしれません。それを、わざとスローモーションで表現しているイメージです。
監督が天才なのかもしれません。そして、柳家喬太郎のキャスティングが絶妙だった気がします。
二月のある日、シングルファーザーの肇(柳家喬太郎)は、広島から上京して、春から東京の大学に通う娘の璃子(石井杏奈)のため、二人で部屋探しに歩く。そこで出会う人々とのふれあいが、二人の心にかけがえのない思い出を刻み付けていく。たった一日のちいさな旅路が終わりに近づくころ、肇は璃子が幼いころ死別した妻との思い出を語りはじめる。璃子にとってそれは、今まで知ることのなかった父と母の秘められた物語であった。